パープルレッド

2004 柏-浦和(1

2004 J1 2nd 第14節 柏レイソル-浦和レッズ

2004.11.23 日立柏サッカー場 (柏)0-4(浦和)





■ アウェー万歳!(涙)


今回も、やっぱりアウェー戦にしか行けないそのあ。
それも家族旅行で行こうと計画していたのが続々と予定が狂い、結局一人旅になってしまった、そのあさん。
付け加えると、1stで参戦したのは開幕戦でもあったアウェーでの横浜Fマリノス戦。
そして今回の、2ndのアウェーでの柏レイソル戦。
アウェーで始まりアウェーで終わる、それが今季の私であります。
まあ、私がどこかへ行けばそれだけでアウェーなわけなんですが。



試合当日の朝、NACK5を聴いていると、やはりレッズはサブ主体のメンバーになるらしい。
しかしエメが予想先発メンバーに入っていたので、エメ運の強い私には願ってもない朗報であった。

なにしろ私が観戦したレッズの2試合では、ゴールを決めているのはエメル尊様だけだからである。
だから私はこの試合のチケットが取れた瞬間から宣戦布告した。

エメが試合に出る限り、絶対ゴール決めちゃうよ。

そういうと、柏サポのSさんは「えーっ、でも絶対止めるから!」と鼻息を荒くして対抗してきました、メールで。
そのSさんと浦和駅前にて待ち合わせ。
「あの…」と声をかけるまでに二分はかかりましたが、私には五分くらいに思えました。
なにしろ顔は存じ上げておらず「たぶんこの人」という直感だけを頼りにしていたので、もし人間違いしてたらこっ恥ずかしいじゃないですか。
その後、初めてのボルテに連れて行ってもらいました。
開店十分前なのに既に二十人程が列を作っておりました。


ここで、そのあダメージ指数10%


開店してから、とりあえず『浦和の涙』を購入。
未成年ですが、父さんへの土産物ですのでご安心下さい。もらうのは箱だけです。
買い物を終えて、早速柏へ向かう私たち。


柏駅前や電車の中でもレッズサポの姿を確認して、そのあダメージ指数15%


うらやますぃ…( ´Д`) 私も赤い服着たい!
既に携帯からもレッズストラップを外してしまった私に唯一付いている赤い物といえば、コンサのストラップだ。
コンサのストラップは一度外すと付けるのが面倒なので、付けたまま。
きっと柏サポも、ああこいつはスナマコ様とか今はもういないサカイ王子とかが好きなんだろうなと勘違いしてくれるはずだ。
柏駅到着後、もうひとりの柏サポさんとも合流し、レイソルロードという名の普通の道を歩き、レイソルのショップへ。
ミニフラッグとMDPを買い、アミーゴのサインを見て、「ああ、あの日どれだけの男がアミーゴに惚れたんだろうか…」と考えていると、いつの間にか日立台へ到着。
泣く泣く柏ゴール裏側へ並び、入場を待つ。


この並びで、そのあダメージ指数70%

あまりにも周囲が黄色で(当たり前だ)、怖くなり自宅待機中のママンへ電話をかけてみる。
私 「び、ビデオ頼むよぉ~(失神でもして見れなくなったら困るから)」
母 「大丈夫よ! ところで今どこにいるの?」
私 「黄色に囲まれてるよぉ~、怖いよぉ~(既に半泣き)」

途中で宮澤ミシェルがタクシーで会場入りする場面を超近くで目撃しちょっとミーハーになって、そのあダメージ指数45%


メイン寄りの前方に位置取り、ひとまずトイレへ…と言いながら、ちょっとだけでも赤いニホイを味わいたくてアウェー側へ行きそうになる心を抑えて席へ戻ると、「遅いから、なにかあったかと思ったよ」と心配されていました。
まさか、「一瞬ながらも赤側へ行こうかと葛藤していました、トイレで」とは言えるはずもなく、イケメソがいないかチェックしてあわよくば誘惑しようかと思ってね、と濁してみました。
そんな言い訳をしていると、メインホーム側にも赤いユニを着たサポが数人入ってきたのです。
柏サポの冷たい視線にも負けず、堂々とユニを着ているその勇姿に私は励まされ、私もここで浦和への愛を叫ぼうじゃないか!と誓いました。
ええ、柏サポにとっちゃあ大迷惑だろうというのはガッテン承知之介です。
でも好きなものは好きだからさ、分かってくれよ。


しかし、ここじゃあ誰も分かってくれない寂しさに、そのあダメージ指数60%


Sさんから試合メンバーを教えてもらったりしていると、都築と加藤がピッチへ現われました。
もちろん柏サポからはブーイングですよ。私はしませんでしたけど。
それからすこし経って、柏のGK連中も現われました。
そこでレッズサポは、 「南のゴールがみた~い!」 コールをしてブーイングへ応えたのです。
私にはどちらが南さんなのか分かりませんでしたし、柏のGKというと南さんしか顔と名前が一致していないんですけれども、ちょっと歌ってみました。心の中で。
マジで声に出したら、ぶん殴られるから。
とくに隣にいる柏サポ二名から。

先程両チームの先発メンバーを聞いたばかりなのに、私は浦和のメンバーしか覚えられなくて柏の選手を見ていたら、宇野沢がスタベンってことに気付きました。
何故ーっ!( ゚△゚; )
なにっ!山下が代わって先発だって!?
山下って誰だよ!それより宇野沢見せろよ!ああ所詮ミーハー心から見たいだけだよ!
しかしですね。
後に試合中、この柏のメンバーで残留争いの経験がある人は山下くんだけですからねー、とラジオ解説の金子が気取って言っていたので、そういう意味でも起用したんでしょうか。
でも二年前にも柏は残留争いしてなかったか?
なんかいつもの事ながら嘘くさくないか?>金子達仁。


しかし、そんなこと私の知ったこっちゃない、そのあダメージ指数75%


……なあ山下、ちょっと具合悪くなったりしてないかい?
ほら、今日で残留決めなくちゃとか思うと腹が痛くなったりとか、してない?嘔吐の予感とかさ。
ねえ山下、ベンチじゃダメ?
今なら宇野沢と交代枠なんか気にすることなく交代できるぞ、善は急げっていうだろ?
なあ山下、さっぱり顔が思い出せない山下、頼むから私に宇野沢を見せてくれよ!
なんでか分からないけど今すごーく宇野沢が見たいんだよ!

そんな願いも虚しく、選手の紹介が始まる。
レッズイレブンが発表されている間はずーっとブーイングの嵐で、私は悲しみ、怒りが入り交じって泣きそうでした。
なんでかってーと、アウェー席に居る自分とか、アウェー戦にしか行ったことのない自分とか、レッズに対して応援コールすらできない自分とか、すっごい悔しいんです。
しかも、今私は黄色いビブスを着ているんです。
ゴール裏を黄色に染めたいなんて言われて手渡されて、更に手拍子までお願いされて、レッズがコーナー蹴りにきたらブーイングしてくれとか、そういうこと言われちゃう場所なんだなーと思うとね。
そりゃこっち側のチケット取った私がいけないっていうかさ、誰も責められないんだけどさ。


レッズを愛してる私にすら向けられているような錯覚に襲われて、そのあダメージ指数120%


でもね、試合が見れるだけで幸せと思えるのも、また自分なんですよ。
年に二回しか観戦できないわけだから、楽しまなくちゃここまで来た意味がありません。
ブーイングなんてクソ喰らえ。
勝手にやりやがれ、試合に勝つのは俺たちだから。
黄色のビブスも着てあげよう(上からものを見るなよ)、でもコールは知らないからできないよ。
レッズのコールならできますけど?(w


所詮は開き直りが肝心、そのあダメージ指数40%


おうおう、卑怯とでも何とでも言ってくれ。
むしろ私がここに居ないと思ってくれて構わないから、私はこれから二時間ほど空気になるからさ。
黄色ビブスまで着てるのにこういう態度は、思わせぶりなオンナに実は二股かけられててしかも自分が本命じゃなくて浮気側だった気分ですか、柏サポにしてみれば。
でもごめん、浮気じゃないんだ。
私はいつだって浦和が本命です。
ただアウェー側のチケが取れなかっただけだよ!

取れなかったっていうより、取る気なんて最初からなかったんだよ。
ぴあの予約にかけるとき、浦和側より柏側の方が確率高そうな気がする予感がする細木数子が予言してる、なんて思って三候補全部ホーム側にした私が悪いのさ。
それに柏側の方が生きて帰れそうな確率も高かったしね。

おうおう、もう負け犬だろうが諦め屋さんだろうとも、なんでも言っておくんなまし。
だいじょーぶっ!
私にはエメル尊様がついてるから!


さあ、試合が始まるぞ。
気合い入れて「we are reds!」って叫ぼうじゃないかぁー!(え、ここで?)




次回予告……エメに全てを託したひとりの少女 果たしてエメは、孤独な少女に振り向いてくれるのだろうか…!?


思い出の一枚。
チェアマン杯

マコト様が一切触らせてもらえなかった、というチェアマン杯を真ん中に。
五回以上続いたら明日は雨 とくに載せるような写真もないので、試合前日の大原でも。平川・岡野・達也の単発的リフティングクラブの中へ、たりーそうに参加していく山田主将(翌日は有給休暇)と、その背後には元気そうだった坪井(嬉泣)とゲルト


掲載日 2004.12.01


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: