走ってきた道を
振り返ると
足は地についていなくて
アシアトなんて残っていない
ただ風が撫ぜるだけで・・
こんなに焦ったって意味ないと
わかっているのに止められない
次々と溢れ出す想いを胸に
進む僕が
不安に思うことは
君の気持ちを理解しているのか
自分でもわからないから
僕の胸の内側を
不安と想いが蹴飛ばしている
一瞬でも君に会えたら
静まりそうなのに
そんな簡単なことも
許されない
愛を何度も確かめ合って
形だけなぞっているだけ
そんなことに意味はないと
君が言っても
何度繰り返しても
足りることなんて
この先ずっと
きっとない
アシアトを残そうと
その地にとどまっていても
涙は溢れて
地をやわらかくして
アシアトどころかのみこまれそう
これ以上の不安に
たえられるのか
自分でも心配で・・
どうか手を差し伸べてよ
その手につかまれば
どこまでも上れそう
けどつかまれない
届かない・・
どうか背を向けないで
暗い不安の影を
僕に落とさないで
振り向いてくれさえすれば
光差し込んで
影は消えてしまうから・・
未来の僕が
二つ並んだ アシアト見つけて
そっと微笑み返せるように・・
e n d
ぱど友、朱奈さんのリクで書きました
テーマは『不安』です。

![]()
