人間50年

人間50年

白虎 ~3歳10ヶ月まで


私の体は子宮頚管筋無力症と呼ばれる体質だったらしく、8ヶ月検診で病院に訪れ、そのまま入院。「すでに陣痛が始まっている」と言われ、家に帰ることも許されなかった。
妊娠は病気じゃないという生活を送っていたので、吃驚と同時に狼狽。
入院中は絶対安静。トイレにも行けず、つまらない日々。
「早く生まれて欲しい」という我と「五体満足、健康で生まれて欲しい」という気持ちが戦っていた。
37週に入ったので退院。翌朝に陣痛、出産。
看護婦さんに「あれ?退院しなかったっけ?」

体重は2500gをわずかに下回っており「未熟児」ではないが「低体重児」と呼ばれた。とにかく、手や足などのパーツが問題なくあって良かったと安堵。
他の子に比べやや貧弱だったが、基本的に元気。
生後5日目ぐらいだろうか。
「ひっひっひっひっ」と声をあげて笑った・・・(本当に笑ったとしか言いようのない様だったのよ!)
赤ちゃんが、何かを面白いと感じて笑う、とは聞いた事がなかったので、気味悪く思った。というより、本当に不気味だった。(何か病気かな?なんて、ちょっと不安になった)
筋肉の作用か、何かだろうと考えたが、今の長女の様子を見るとあながち間違ってもいなかったかな?と感じる。(やはりおかしかったのかも)
特に問題なく成長している様子に、何も心配はしていない。

●生後3ヶ月
ワールドファミリー社のDisney World Of Englishという教材の広告を見つける。
ただ空中を見つめる娘に、勿体無いような、刺激が少なくてかわいそうな、何とも言いがたい危機感を抱いていた時期だったので「英語の歌」を聞かせることに魅力を感じる。
サンプルのCDをもらって聞き、後日営業マンの訪問により一通り説明を受ける。
この時こそが教育ママの種が芽吹いた瞬間だったかもしれない。
「Mickey…いつか買う!」と心に決める。と共に、購入までに自分が出来ることを模索し始める。

●生後5ヶ月
首が座り始める。
低体重児の為だろうか。首のすわりが遅かった。しかし、よく笑い、反応していたので、取り立てて心配はしていない。
後に「首のすわりが遅い子は、知能も低い」と何かで読んだ。この時読まなくて良かったのか、悪かったのか…。

●生後8ヶ月
おとなしい子だったので、特に私がストレスを感じたりはしなかった。(育児って楽だな、とさえ思っていた)
スーパーへ行けば、「これはほうれん草。昔、ポパイって人がピンチの時に食べてた魔法の野菜だ。」と意味もわからないことを話しながら買い物をしていた。子供を相手にしているという安心感を私が得たいだけだったように思う。
二ヶ国語放送の「Teletubbies」を英語で見せ始める。

●生後9ヶ月
よく笑う子だったがカレンダーを見せると何故か声をあげて笑う。
数字が好きだったのか?(まさか・・・)
蝉や蛙など気が付く範囲で近くで見せ、触りたいようだったら触らせた。
後に、蛙には毒があることがわかり反省。
白虎が手にとった物、目に映っているもについて「This is~」と英語で教える。
日本にいれば必ず日本語は見聞きする。多少発音やイントネーションに問題があろうと英単語を教えた。(残念ながら私の知る範囲で)

●生後10ヶ月
英語の本を少しずつ購入。私のつたない英語で読み聞かせる。
後に正確な英語を聞いたとき修正してくれるだろうと信じていた。
(日本語の本は全く読み聞かせていない)
いつかDWE(ワールドファミリー)の教材を買って与えようと考えていたので、ミッキーが好きになる様、買い与える玩具はDisneyの物を選ぶ。

●1歳0ヶ月
おばあちゃんから誕生日のプレゼントにプーさんのぬいぐるみを貰う。
白虎の体と同じくらいの大きさだった。
1歳になる前から歩いていたが、運動能力と平衡感覚の成長がかみ合っていないのか、やたらと転んで頭をぶつける。(絶対いくつかの脳細胞は死んだに違いない)

私の妊娠が判明。すぐにお腹が張ってしまうのはわかっていたので、あまり白虎をかまってあげられなくなった。抱っこは勿論、お腹が張れば会話すらもしないで横になる。思えば、この頃はひどいことをした。

●1歳4ヶ月
私、妊娠7ヶ月。
長女の時は出産に際して1ヶ月入院した。次もそうなる可能性がわかっていたので、緊急保育の準備をポツポツと始める。
保育園はどこもいっぱいで、なかなか見つからなかったが、運良く入院予定の病院の裏にある保育園が受け入れ態勢にある事がわかった。安心して7ヶ月検診。やはり入院決定。
手続きを済ませて、早々に入院してしまったので、保育園の用具は全て玄武が買い揃えてくれた。感謝!

出産までの間「Teletubbies」は日本語で見せていたとかいないとか・・・。
この頃、白虎、話すことはできなかった。かろうじて「まんま!(食べ物のこと)」とは言っていた。赤ちゃんって本当に「まんま」って言うんだぁ、と感心した覚えがある。
今思えば、言葉が出るのが遅かった。
後に受けた知能検査の結果(知能指数62…低知能児)も間違っていなかったのかもしれない・・・。

●1歳5ヶ月
病院に毎日お見舞いに来てくれていたが、ある日、帰る時に走る姿を見かける。
入院前はそんな姿を見たことはなかった(走れなかった)ので、成長の著しい時期にそばで見てあげられず、悔しい思いをした。

出産前に退院。家に「もこちゃんチャイルド」(のタイトル忘れちゃった)があった。保育園でもらったものらしい。
何度も読んでとせがまれる。「日本語のものはどうでもいいのに」と思っていたような記憶がある。
今思えば、絵本や日本語に飢えていたのかも知れない・・・。(しまった~!!)

「あんぱんまん」が上手に言えていたが(全部母音だからだろうか?)、ドラえもんは「えもん」だった。会話は片言。二語文ぐらいだっただろうか。

保育園に玄武が迎えにいくと、靴箱から自分の靴を、ロッカーから鞄をいそいそと持ってくるらしい。
やはり、お父さんが安心なのだろう。
保育園に玄武が顔を出すと「パパ来たよ~!」と声をかけられていた白虎。
父親のことを「ちち」「ダディ」「おとうさん」のいずれで呼ばせようか考えていたが、「パパ」と覚えられてしまった。
この時期、全てを玄武任せだったので、白虎はお父さん大好きだ。

●1歳6ヶ月
青龍誕生。(最後には促進剤を打っての出産)
分娩台に長くいたせいか、産後、微熱あり。
長女と同じように、髪の毛はふさふさだった青龍。「名前を見ずとも誰の子かわかる」と看護婦さんに笑われた。
ものめずらしげに赤ちゃんを眺めていた白虎だった。

●1歳7ヶ月 青龍(1ヶ月)
産後2ヶ月までは、保育園に行けるというのに、手足口病やら風邪をうつされ保育園は休みがち。
父親を「パパ」と呼ぶので、母親は「マミー」と呼ばせた。これがささやかな抵抗と言うもの。
青龍はあまり表情がない。しかも、白虎よりも静か。手があまりかからないことをいいことにこの時は随分ゆっくりしたような気がする。

●1歳9ヶ月 ●青龍(3ヶ月)
教育テレビの活用に気が付く。
「英語であそぼ」~Happy Land~のみひたすら録画して見せる。
ペッパー(だったかな?)の言葉遣いが気になるが、私も親しむ。子供が見るテレビ番組は英語のみ。
青龍は、白虎と違ってあまり笑わない。姉妹でこうも違うんだなぁ。
子供と玄武相手だけの会話。社会からの隔絶。そんな中で自分の脳味噌が腐り始めているのではないかと危ぶまれ、自分も学習でき、かつ、子供にも良い教材が欲しいという衝動が少しずつ噴出。
思い切ってDWEの「トークアロング」を中古で購入。
白虎、絶対気に入ると思っていたが、案の定お気に入り。

●1歳11ヶ月 ●青龍(5ヶ月)
白虎は物覚えが良く(この時期の子供は誰でもそうだ)、どんどん単語を覚えていくのでもっと沢山の教材を与えたくなってしまう・・・と、DWE「シングアロング」購入。実に思い切った買い物だ。少し早めのメリークリスマスかな。
車の中はずっとシングアロングがかかっている。

●2歳0ヶ月
白虎、アルファベットは全て読めるようになる。

●2歳2ヶ月
白虎、トークアロングカードを勝手に遊ぶようになる。
中古とは言え高価なものなのでやはり補助しながらではある・・・。
21世紀こども英語館 」を購入。お気に入りの一冊に。(ボロボロになるまで見た)

●2歳3ヶ月
この頃、「 IQ 200天才児は母親しだい! 」と言う本を見つけ購入。 家庭保育園 という教材があることを知る。もっと早く知っていたらDWEではなくこちらをフルセットで購入したかも。
英語だけでなく文字や数など知識を与えることも考え始めた。

●2歳4ヶ月
「IQ200天才児は~」に 『レシチン』 が良いと書いてあったので、購入。この頃になると手当たり次第という感あり(笑)
「ビッツの世界 全10巻」を購入。
しかし、見せようと思って起動させてもコンピューターが古く立ち上がりが遅いので、準備ができたという時には違う遊びに入っていたリする。
うまくいかない。
やはり、手作りのカードをぱっと出して、ぱっとしまうのが理想的なのかもしれない。

●2歳5ヶ月
グレンドーマン博士の「 赤ちゃんに読みをどう教えるか 」「 赤ちゃんに算数をどう教えるか 」2冊を購入。
文字のみのフラッシュカードを手作りで与える。

●2歳6ヶ月 
コンピューターの前に座り「ビッツの世界」を勝手に進める。
家庭保育園で絵本読むことを推奨していた為、それまで時折読んでいた英語の絵本の読み聞かせに加えて図書館を利用し日本語の絵本も読み聞かせるようになる。
グレンドーマンの赤ちゃんに算数をどう教えるかCD-ROM (3639) 」を購入してみる。

テレビの「英語であそぼ」が新シリーズになり、私が見ていて面白くないので、録画してあった「英語であそぼ」ばかり見ている。
「七田 右脳イメージトレーニング」の英語ビデオや「ペッピーキッズ」の英語ビデオも見始める。
ペッピーキッズのビデオは私は好きではない(女の子がいつも怒っているんだもの・・・)が、子供たちには好評。
英語だから良いだろうと、この頃テレビを見せすぎていた。

●2歳7ヶ月
夜寝る前には絵本を読むという習慣がついてくる。(一日5冊ぐらい)
昼間も、要求されれば読むので、一日10冊ぐらい読んでいただろうか。
白虎は勝手に絵本を開いて眺めていることがある。

●2歳10ヶ月 
「英語であそぼ happy Land 1」のCDを購入。
英語学習ソフト「Elmo's Preschool」デラックス版を購入。
自分でマウスを操作できないので、私が英語で問いかけ、答えは画面を指差すという方法で遊ぶ。
アメリカのソフトはカラフルで、ELMOが歌ったりケーキを食べたりするのがとても楽しいようだ。
この頃は教育テレビの「  えいごリアン 」が白虎のお気に入り。
ギャグがわかっているのかは不明だがニコニコと楽しそうに見ている。

●2歳11ヶ月 
七田「母と子の音感教育」CD5枚組を購入。
しかし、始めのLeson1ぐらいで早くもお蔵入り?

英語学習ソフト「 英語学習ソフト ハックルとローリー&メイシーと遊ぼう! 」を購入。
「Meisy」のソフトは起動させてあげると一人でマウスを使って遊ぶ。
しかし、ハックルとローリーは細々とした所のクリックがちょっと難しく、一人ではできない。

●3歳0ヶ月 
「ハックルとローリーのクリスマス」も遊べるようになった。
クリックが上手になったということだろう。

おばあちゃんから、クリスマスプレゼントに「 BorneLund キッチンセンター 」を贈ってもらった。
とても気に入って遊んでいる。玄武は「女の子だなぁ」と感心して眺めている。(お店では男の子にも人気なのだとか)

●3歳1ヶ月
公文の「 四字熟語カード 第1集 」を見せ始める。
家庭保育園のドッツカードを中古で購入。早速見せ始める。
ブリタニカの「SAY IT IN ENGLISH」をで購入。
プログラムを進めることはできないが、本は眺めている。ビデオはすぐに見始めた。

●3歳3ヶ月
英語学習ソフト「えいごリアン」を購入。
もともと小学中学年以上対応なので、絵がわかりにくくあまり遊ばない。
アメリカの学習ソフト「Jump☆Start」「POOH kindergarten」の2本を購入。
どちらも英語圏の対象年齢3歳からのものなのか、二人にはちょっと高度らしい。
思えば何をそんなに英語ソフトばかり集めていたのか・・・。

●生後3歳5ヶ月
公文のカード教具をどんどん購入。
写真図鑑カード はたらく自動車カード
」が特にお気に入り。
ボブとはたらくブーブーズ ボブのおおしごと 2カ国語版 」や「 英語版 機関車トーマス:Sing-Along & Stories
」を購入。
英語学習ソフト「 ドラネット 英語 動詞と入門英会話 」購入。
七田の「 右脳イメージトレーニング~はじめてのさんすう
」を購入。
学習ソフト「さんすうできるもん」購入。
手当たり次第購入するが、当たりもあればはずれもある。
「さんすうできるもん」はやや難しく、「 ドラネット 英語 動詞と入門英会話 」はリズムが悪いのか遊ばなかった。

●3歳7ヶ月
絵の具で絵を描かせる。どちらかと言うと暗い色を使う。
しかも紙全体を使わず、真ん中に書きたいものを一つ書く。

●3歳9ヶ月
初めて電車に乗せる。
待ち時間が長くてつまらない時もあったけど、楽しんだようだ。
写真図鑑カード 特急・新幹線カード 」でいろんな電車を覚えていたが、ここでは走っていないのでちょっと残念。
自分でカードを作るべく白紙カードを購入。が、カード製作・および実践はうまくいかず・・・。


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