鷹匠

鷹匠

雑食


彼女のファンであるだけに残念だ。

さて彼女がシドニーオリンピックで金メダルを獲得した後であるが、イギリスの新聞で、彼女の飲んでいたものについてイチャモンがついた。結果としてそれは自然界にあるものということで、大きな問題にはならなかった。

それはクマンバチの幼虫からとれる養分である。ハチは幼虫からでるそれを舐めて、ハチは数十キロも飛ぶことから、抜群のスタミナを持つものと解明された。
ヤクルトからヴァームという名で商品化されたはず。

さてここからがようやく本題。

私はハチの子が好きである。最近でこそ食べる機会が減ったが小さい頃、地バチであったり、クマンバチであったり、取っては食していた。塩で炒めるととてもおいしかったのである。あきらかに食べていると栄養が多いのが舌触りからわかった。だから高橋選手の話を聞いてすぐ納得できた。

2チャンネルを見ていると、信州人は虫等のゲテモノを食べるがゆえに、他県の人の中傷をうけているようだ。誤解なきように言っておくと、最近の若い人は余り食べない。

私の世代から上の人がすきなのである。貧しかった昔には貴重な蛋白源であったのだろう。

ハチの子・・・もっともポッピュラー。市販されている甘露煮などは味がよくない。本来はもっとおいしい。

イナゴ・・・おれは他の地方でも食べているようである。


蚕のさなぎ・・・これは養蚕業衰退により今日あまりみない。僕は養蚕農家だったがゆえ余りすきでなかった。


ザザ虫・・・伊那地方で食される。一度食べたが、何がうまいのかまったくわからなかった。

以上である。

作家の司馬遼太郎氏の知人に、北信濃の人がおり、そのことが、先生の著作に書かれていた。

先生の知人は北信濃では何でも食べるんですと言っていた。なんでも猫の食べるものは皆食べられるとのこと。先生はそのことに興味を持ちいつか行って見たいと述べていた。

私はその北信濃生まれ、小さい頃を考えると少し思い当たる節もある。

その中のエピソードに第二次世界大戦での中国戦線。飢餓状況の中で、ある部隊だけが顔の色艶がきれいで元気であった。
聞くと信州出身の部隊長の部隊。食べられる雑食を知っており、その部隊はそのため元気だったという。
雑食も思わぬことに役立ったわけである。

さて次はおやきについて書こうかな。

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