華麗の空~本を楽しく読むブログ

偉大なる孤立




⇔⇔⇔   知足安分   ⇔⇔⇔

―― Splendid Isolation ――





さて、前世紀半ばまで、世界はほぼ例外無く 支配・被支配 の構図の中にありました。

圧倒的支配者は白人でした。

何百年もの昔から、西欧列強は近隣諸国との領土争いに留まることを知らず、
海外へと覇権を広げていたのです。

彼らには、 「吾唯足るを知る」 という 禅問答 の心など有りません。

いったい、彼らの精神の根底には何があったのでしょう。
彼らの心を捉えて止まなかった 思想 とは…?

ある歴史学者は言います。
彼らを突き動かしたのは ファウスト的精神 である、と。

ファウスト的精神とは、 無限大を求める ことです。


決して現状に満足することなく、常に上へ上へと向かう衝動。


成る程、ファウスト的精神ゆえの結果であったのか…


では、 日本 はどうでしょう。

日本がこの世界へ我が身を投じたのは 明治以後 であり、
江戸時代は外交上は 鎖国 をしていました。

300年間も国を閉ざしていたのです。

日本人の遺伝子には ファウスト的精神 の欠片もないのか―


そんな事を考えていたところ、
現代日本で、 それも意外な分野でファウスト的精神を 体現 している日本人に出会いました。


彼は 最大を愛する 男です。

無限大 ではなく 最大 であるトコロが、
「吾唯足るを知る」の精神 を根底に持つ日本人らしい―

と思わず、 ニヤリ。



彼は、元メジャーリーガー。

彼の名は、




「Max好き」。



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