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今日は、マダム・カプチーノと、ペニンシュラでリッチなお食事をして、出光美術館へ琳派展を見に行って、夕焼けに近い皇居を見ながらおしゃべりをし、とってもハッピーな一日でした。
琳派展のおまけに、ムンクとルオーの絵が数点、展示されていました。
本日の一枚は、ムンクの「嫉妬」
この絵、ずっと見たかったのです。
ムンクの絵を見ると、不安になります。
何故なら、彼が描いているのは、彼の頭の中の光景だと思うから。本来は、隠しておきたい赤裸々な妄想だと思うからです。

人は、念じただけで、願いを叶えることができると思いますか?ふつうは、出来ない。
人が創造したものは、人が作れる。と、ジュール・ベルヌは言ったそうですが、呪いも、希望も、懇願も、思いだけで現実のものになることはないでしょう。
何か、アクションをしなければね。努力するとかね。
しかし、ムンクは、ただ、駄々っ子のように、妄想を繰り返し、それをキャンバスに移していくような気がします。
たとえばムンクが女性のヌードを描くときに、モデルが目の前にいたのかどうか、知りませんが、キャンパス上の女性はムンクの頭の中の、「誰か」なのではないか。
ムンクは常に報われないので、常に追い求めているのです。
さて、この絵は、「嫉妬」
彼女は、男性と話をしています。屋外ですから、当然、服を着ているはずですが、ムンクは、その暗い頭の中で、彼女の服を脱がせており、女性の姿は林檎の芯のようです。
ムンクは、彼女たちに背を向けて、頭の中で呪います。
嫉妬に色があるとしたら、何色だと思いますか?
ムンクの嫉妬の色は、青です。彼は青い服を着て、自分の苦悩だけをじっと見つめます。
★ 君の赤い 林檎のドレス脱がさむと 青い上着のムンク俯く(うつむく)
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