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さんざんな気分になってヤケ酒などくらったり。日が経つにつれて沈んだり、前向きに考えられるようになったり。
ヨットが波に揺られてプカプカしているかのごとく
日々、そして一日の中の時間ですらも刻々と思いが変わる。
まさに迷いの時期と言える1週間を過ごした。
時間が解決するだろう・・・と投げやりになってみても
人の気持ちというのは一回【→】にいけば【→】に行き続けるし
【↑】に行けば【↑】に行き続けようとするものだし
やはり自分で意識的に【←】に行こう、【←】に行かなきゃと思わないと
意識の変革は生まれないもんなんだなーと実感した。
変革は自分の意思で意識的に起こしていかないといけない。
で結局何が言いたいかというと、
『マイナスだ』と思えばそう思うし
『プラスだ』と思えばそう思えるということ。
今回の異動という私にとってのひとつの課題は
『異動させられた』ではなく『異動させてもらった』に変換することで
だいぶ精神的に気が楽になった。
その後の上司の態度などから総合的によく考えると
決して悪意に満ちた行動だったわけではにような気がしてきたのだ。
異動先の新しい上司にわざわざアポイントを取ってもらって
着任日にすぐには動けないものの(引継ぎなどが残ってしまうから)
挨拶だけは早めに一度
行っておいた方がいいなどという配慮までしてもらった。
初日が肝心だからな、ナメられないようにしっかりやれよ。
・・・と言われた。
(本来ならばプレッシャーをかけてきてイヤな男だ、
になるわけだが今の彼のリラックスの度合いから察するに
彼自身の人生訓のつもりなのだろう。
あたしはその考えにはうなずけないモノがあるが・・・)
何だか私の異動が決まってから
ツキモノが落ちたかのように、
お互い柔軟にやすやすと意思疎通が出来るようになった。
近くで一緒に仕事をしていたときは(実際はまだ今もそうなのだが)戦々恐々としたムードが常に支配していた。
相手の咳払いやちょっとした話や電話の声
全てが観察の対象で、38度線の停戦ラインのように
表面的には静かではあっても、一触即発な感じ。
今はそれがなくなって、とてもリラックスした雰囲気なのだ。
もしそれが、対ほかの社員に対してだけで、
私に対しては以前と変わらないようであれば『クソそんなにいなくなって嬉しいかバカヤロウ』
と言いたいところだが、そういうふうではない。
いつも一緒にいると喧嘩ばかりの関係でも
離れると懐かしくなる雰囲気。
そういうタイプの人っていると思う。
もしかしたら私もそう感じているが相手のほうも
同じコトを考えているのではないか、そう思えるようになった。
それに気づいてから、
決して忌み嫌われて派閥外の人間として出されたのではなく
(仲がいい同士ならゼッタイ離れようとさせないだろうから
つきつめたところの実態はそうなんだけども、)
『異動することによって外の世界を知って、より成長してもらいたい』
という大義名分もまんざら嘘ではなく、そういう意味合いは
少なからず含まれているのではないかと思えるようになった。
白と黒だけで世の中はできてはおらず
グレーや玉虫色といったぐにゃぐにゃした色もあるということか。
・『好き』ではないことは確かだが、『嫌い』ではない。
・仕事が『スゴくデキる』と認めているわけではないが、
『まあまあデキる』くらいには認めてもいいだろう。
私が思われているであろう、ぼんやりとしたイメージだ。
今までは、間違いなく完全否定されていたから
(自己防衛のため何も評価できない状態)、異動によって精神的距離が発生したことによって
人間関係に温暖化現象が起きたのだと推測できる。
今回、彼という人間が上司に立ったことでとても勉強になったことは
上司は常に自分に自信があり余裕があるわけではなく、
ぜんぜん自信のない人もいるということだ。
私が言いたいのは、上司は全てデキる人であってほしい、完全無欠であってほしいということではない。
そういう欠けた部分もあっていいのに
その欠けた部分を
『ボクはこういうトコロが欠けてるんです!
でもゆるしてー。そういう上司なの。』
と可愛げがあるか、もしくは
『人間なんだから欠けてんだよ。悪いかテメぇ』
と開き直るくらいの自信を持ってほしいということなのだ。
でも、そういう自信を持てる人ばかりではないということを知った。
心から、離れてくれてよかったとホッとしているのだろう。
チンカスみたいな人だなーと、改めて感じた。
これで、胃腸の持病も回復するかもしれないね。よかったね。
(彼はたまに胃腸が痛いといって病院に行く)
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