満天の星の下

満天の星の下

2021.03.18
XML
カテゴリ: 海外
翌日から授業が始まったような記憶がある。割り当てられたのは、全員日本人の初心者クラス。クラスメートは約20人いたが、年齢は18歳から40過ぎまで、まさに老若男女の混合クラス。北京留学が決まってからも、日本で中国語の勉強は一切しなかった。ニーハオくらいは聞いたことがあったが、漢字では恐らく書けなかった。初心者クラスを教えてくれる教師は3人。文法を教えてくれる韓先生は50くらいの女性、会話担当の馬先生は、30代の男性、ヒアリング担当も30代の女性だった。3人とも、熱心に教えてくれるいい先生達だったが、3人の共通点は、日本語が全くできないこと。
最初は先生がなにを言ってるのか、当然ながら全くわからなかった。他のクラスメートもそうだったと思う。ところが、授業が始まって1ヶ月ほど経った頃、先生が話し始めると、クラスメートが皆、一斉に教科書の同じ頁を開こうとしているのがわかった時は、ちょっとした感動を覚えた。
自分の話す中国語が初めて現地の人に通じた時のことも鮮明に覚えている。当時学校の構内でタクシーが客待ちをしていた。ある日の午後、授業が終わり、市内に買い物に行こうとそんなタクシーの一台に乗った。ふと、その日習ったばかりの、「今何時ですか?」と運転手氏に尋ねた時、彼は、聞き返すこともなく、ちらっとフロントパネルに付いている時計を見てから、前を向いたまま「2時20分」と答えてくれた。これまた感動ものでした。本来言葉は、赤ちゃんと同じく、耳から学ぶものなんだろうなと改めて思った。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.03.20 07:18:29
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: