満天の星の下

満天の星の下

2021.03.19
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カテゴリ: 海外
食事は、最初の頃は基本的に朝昼晩、ほぼ毎食学校の食堂を利用していた。
カフェテリア方式だが、ご飯とおかずを2品ほどで、確か2元程度、日本円で約80円くらいだった。日本と比べればもちろん安いが、当地の物価を考えれば、かなり高かったと思う。イスラム教の学生のために、2階には豚肉を使わないコーナーがあったが、彼らはほとんど自炊していた。隣室は、スーダン人だったが、毎食豆のようなものを煮て食べていた。さて、80円の食事は、まずご飯と一緒に炊かれている小石を取り除く作業から始まる。ご飯自体は、大きな琺瑯のトレイの中で炊き上がっており、それをお好み焼きのヘラのようなもので、長方形の形に切り、お皿に取ってくれる。特に美味しくもないが不味くもない。おかずは、豚肉と生姜を炒めたようなお気に入りの料理もあったが、すぐに油が鼻につくようになった。ふりかけ類をもっと持ってくれば良かったなと後悔した。
その後、自転車を手に入れ行動半径が広がり、生活に慣れるに従って地理も含めた地元の情報も集まるようになり、学校の外で食べる機会も増えた。学校の裏に石炭部の経営するホテルがあり、そこの食堂にも時々行ってたが、なにを食べても美味しくなかった。先生の家に遊びに行った時に出してもらった家庭料理が一番美味しかったと記憶している。
翌年の2月に急性A型肝炎に感染し、帰国することになるが、入院先の病院で出てくる肝炎患者用の食事が美味しくて、毎食楽しみだったと言えば、その直前までいた北京での食生活を想像してもらえると思う。もちろん、日本の飽食の生活に慣れた末の贅沢だとはわかっているが、食事時間が楽しみでない生活がどれほど味気ないものか図らずも身をもって経験することになった。





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Last updated  2021.03.20 07:25:33
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