2008.12.03
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カテゴリ: MLB記録
来年の殿堂入り候補が発表された。
リッキー・ヘンダーソン の資格初年度での殿堂入りが確実視されるなか、
資格を得てから15年目、つまり最後のチャンスなのが 「ジム・ライス」

16年の現役生活をレッドソックス一筋で過ごし、常にチームの中心で活躍してきた名選手である ライス 。特にMVPに選ばれた1978年の活躍は凄まじく、まさにリーグを代表するスラッガーだった。

テッド・ウィリアムス カール・ヤストレムスキー 、そして ジム・ライス ・・・約半世紀もの間、レッドソックスのレフトはこの3人がバトンをつないできた。ライスは二人の殿堂入り選手のあとを継ぎフェンウェイパークのグリーンモンスターの守人として君臨していたのである。

引退して5年後から発生する殿堂入りの資格は、15年で消える。昨年あと一歩で殿堂入りラインの 得票率75%

過去14回殿堂入りを見送られたきたライス、
安打・本塁打・打点・打率・・・それぞれの通算成績がもうひとつ、今一歩、やはり殿堂入りには足りないのではないだろうか。

かつては 500本塁打・3000本安打 が打者にとってのクーパースタウンへのパスポートだったが、昨今の本塁打増産の傾向から今では「 600本 」打たなければ安泰ではないとも言われるようになってきた。

500本塁打にも3000本安打にも遠く及ばなかったライスだが、果たして殿堂入りに値する選手だったのだろうか?

ジム・ライス通算成績(2008年シーズン終了時点の歴代順位)
打率.298(145位タイ)
2452安打(100位)
382本塁打(55位タイ)
1451打点(56位)


それだけに、あと少しで大台に届かない数字が多いのが悔やまれる。

仮に、 打率3割・400本塁打・1500打点 をクリアしていたらどうだったか。
歴代のプレーヤーでこの3つの大台に到達しているのは、現役の3名( A-ロッド M・ラミレス F・トーマス )を含めわずか11名しかいない。
すでに引退している8名( ベーブ・ルース、テッド・ウィリアムズ、ジミー・フォックス、ルー・ゲーリッグ、ウィリー・メイズ、ハンク・アーロン、スタン・ミュージアル、メル・オット )は、当然のように殿堂入りを果たしている超一流の大選手ばかりである。

が、しかし彼らとライスには 長打率 に決定的な違いがある。
11名のうち10名が生涯長打率.555以上(歴代22位以内)、オットは歴代38位と最も低い順位だがそれでも.533である。
対してライスの長打率は.502で歴代69位、強打者と呼ぶには物足りない数字だ。

それでもライスに遥かに及ばない打撃成績で殿堂入りしている選手も大勢いる。
そこには、 守備力・走力 という要素も大きく関わっている。

ライスの守備力だが、その強肩はそれなりに評価されている。
が、同僚外野手だったライトの「 ドワイト・エバンス 」・センターの「 フレッド・リン 」は、それぞれ8回・4回とゴールドグラブを受賞したがライスは同賞とは縁がなかった。

走力も年を経るごとに衰え、 シーズン最多併殺打 の歴代記録をつくるなど、足でのアピールも無いに等しい。

しかし 1977年からの3年間 の球史に残る凄まじい打撃成績は、充分に殿堂入りに値するものである。

・・・・・・・・・・・・・・

ジム・ライスの1977~79年の平均打撃成績
打率.320、114得点、207安打、41本塁打、122打点

・・・・・・・・・

果たして来年1月の投票でライスは75%以上の支持を得て殿堂入りすることができるだろうか。

ライスとほぼ同じ生涯成績の「 オーランド・セペタ 」は、引退後にマリファナ密輸で収監されるなどの影響もあり15年の期間に殿堂入りすることはなかった。
が、その後更正したセペダは1999年、引退から25年を経て「 ベテランズ委員会 」により選出され、晴れて殿堂入りを果たした。

仮に今回、ライスが涙を呑んだとしても、いつか必ずクーパーズタウンから吉報が届く日がくるはずである。





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Last updated  2009.01.05 17:12:29
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