私の生まれたところは「The田舎」です。何もない。あるのは近くを流れる川と山と田んぼだけ。
深夜、勉強の合間に外の空気を吸おうと窓を開けると、
「シーン」という音が聞こえてくる。
無音ではないんです。本当に「シーン」という音がうるさい。
そして、それはとてもとても寂しい音だった。
そこで、ラジオの深夜放送が友達でした。かすかに聞こえてくる音楽にふと手を止めて聞き入る。
ふと、『あいつも、あいつも、みんな今頑張っているだろうな。よーし、もうひと踏ん張りだ』と気合を入れなおす。
今でも当時の音楽を耳にすると思い出して、懐かしくて懐かしくて涙が出そうになる。
深夜2時ごろ友達が「がんばってるか?」とバイクでやってくる。
それから、お互いに教えたり教えられたりして朝まで勉強した。途中、眠くてたまらないとき友達と一緒に外を走った。白い息を吐きながら、真っ暗で凍りつくような道を走った。
受験生よ。
自分だけがつらい環境にあると思っていないか?
何もかも満たされた環境にいないか?
すべての欲求が満たされて当たり前と思っていないか?
何かを我慢し、耐え、それらを継続させる。
そんな時期が人間には必要なんだよ。
そして、それが今なんだよ。
それが、受験なんだよ。
だから、君にとって貴重な時間なんだよ。
貴重な体験になるんだよ。
合格した時、まず君は何をしたい?
そんなことを考えているかい?
そんなものを持っているかい?
「勉強さえすればいい!」
そんな環境を作ってくれる親に感謝しているか?
世の中には君より恵まれない環境の人が山ほどいるよ。