妊娠までの経過
初めて、そう言われたのは
高校生の時でした。
生理不順に月経過多症で月経困難症。
何ヶ月も生理がこないかと思えば、月に何度も生理の様な出血があったり
基礎体温は、ガタガタで高温期と低温期の区切りもろくになくて
たまに、高温期があったかと思うとものすごい痛みで熱を出したりトイレで気を失ったり
痛み対策だけは産婦人科に中学校の時から通いしていたのですが
高校3年生の時に、進学が決まり4月から寮生活をしなければいけなくなったとき
そんなことでは、駄目だ。
根本的な原因を調べてもらおう
ということで、女医さんのいる大きな病院に行って徹底的に調べてもらいました。
でも、器質的な問題はなにも見つからず
子宮もキレイ。
ただ、血液検査でホルモンバランスが悪く
「20までに、ちゃんと整えないと不妊症になるかもよ」
と、言われたのがそもそもの始まりでした。
その後、進学し寮の近くの産婦人科に定期的に通い
ピルによってホルモンバランスを正常にしようとい治療をはじめました。
半年間ピルを使い、半年お休みの生活。
ピルを使っている間は、生理痛もひどくなくて
学生時代の私は、排卵がどうとかよりも生活が普通にできることの方が重要でした。
とにかく、学生時代の4年間定期的な血液検査とピルの服用続けていましたが
ホルモン分泌が改善されてきたね。
ということは一度もなく卒業。
そして、就職。
就職して、新たに産婦人科を換え
もう一度、子宮の検査と血液検査を行いました。
このときも、やはり
「子宮はキレイ。でも、ホルモンの数値が正常より低いものがあります」
と、簡単に説明されました。
このとき、22歳。
初めて検査をした時に、
「20歳までに治さないと不妊症になるかもよ」
と、言われていたのを思い出し不安になりだしました。
この時はまだ、結婚はしてはいませんでしたが、翌年には結婚が決まっていました。
「ご結婚は？」
「まだです」
「では、まだお子さんは考えられてはいないですよね？」
と、言う会話の中で
ハイとは答えましたが、できることなら結婚前に妊娠しても良いと思っていたことも事実です。
この時の先生の治療方針もやはり、ピルでした。
それから、漢方。
ピルで、一ヶ月卵巣を休ませて次の月は卵巣が育つか観察する。
その、繰り返し。
漢方も痛みを抑える効果と卵巣機能を助けるものだと言われ飲み続けましたが
特に、コレといった変化はありませんでした。
翌年10月、結婚。
その翌年4月から主人との生活が始まり
それと同時に産婦人科もまた変わりました。
そこで、つけられた診断名が
「卵巣機能障害」と「原発性不妊症」でした。
結局、この後の治療も漢方とタイミング法でした。
それから、高温期になると高温期維持の為の黄体ホルモン剤を飲むようになりました。
この頃になると、高温期と低温期のメリハリが少しずつ付き始めてはいたものの
高温期が妙に短く10日あれば良い方。
しかも、不正出血が増えてきて
排卵日近くは、大量の出血が目立つようになっていました。
先生は
「ここで、ちゃんと排卵しているはずだからタイミングさえ合えば大丈夫なはずなんだけど」
とは、言うものの。
出血がいっぱいあるときに主人がその気になってくれるはずもないし。
私自身、そんなときにチャンスを持つのは嫌でした。
その後、仕事のストレスと父の病気、死によって
精神的に駄目になり、欝の治療に半年間専念しました。
その間は、順調になりつつあった整理も
ほとんどなくなり、3ヶ月ないかと思うと月に１ヶ月出血が続くなど
とてもじゃないですが、妊娠を望める健康状態ではなくなっていました。
そして、去年の7月。
改めて、別の不妊治療を行っている病院へ。
基礎体温表を持ってでかけました。
そこで言われたのが、
「2層の月も無排卵かもね。差があんまりないので」
と、言われてショック。
それでも、検査をしてもらい色々調べましたがホルモン数値以外にやはり以上はありませんでした。
今度は、排卵誘発剤を投与することに。
でも、治療2月目。
誘発剤を打っているにもかかわらず、排卵がなくちょっと自暴自棄になってしまい。
「治療再開したばっかりだけど、今月は病院行かない！！」
と、いじけて（笑）まして
基礎体温も測らないでいましたら
結婚3年目の記念日旅行に行って帰ってくると
妊娠発覚。
あんなに、色々していた時は全然兆候がなかったのに
正直、自分が一番信じられませんでした。
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