さぶかるふぁん

さぶかるふぁん

2010.10.15
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カテゴリ: 本
久しぶりに読み直してみた本書。
亡き祖父に買ってもらって手元に残っている唯一の本。
というか、この分厚い本を小学3年生の子供に買ってくるのもどうかと思う。
事実、読み始めて一度投げ出した。
当時の私の知識では、書かれている海生物、芸術、地理、
大人の行動の描写が理解できず、本棚の肥やしになっていた。



海洋SFの古典的名作である。
これを読了したのは中学生になってから。
暇で本棚を眺め、そういえば読んでなかったな、とページを開いた。

この歳になれば辞書を使うことも覚えるので、多少の不明は解決できた。
大洋を自由に駆け巡る人工の一角クジラ、ノーチラス号と、それを駆るネモ艦長。
海があれば陸に上がる必要など微塵もないという艦長に対して
陸に上がってなんぼと喧嘩を売り続けるネッドランド。
艦長と友情を育む、主人公で語り手でもあるアロナックス博士。
その忠実なる助手、コンセーユ。
この4人を中心に、海の脅威(大王イカ、巨大真珠、海底トンネル、アトランティスなど)
つかのまの上陸の楽しみ、酸素不足の危機、クライマックスでは艦長の過去が綴られる。
しかし結局、艦長に対する謎が全て語られることはなく
艦長の行く末を想うアロナックスの印象的な言葉で物語は終わる。

この本の読み所は、なんといっても海底世界に対する緻密な描写に尽きるだろう。

しかし、この話、女っ気が全くない。

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最終更新日  2011.01.16 20:57:17
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