さぶかるふぁん

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2010.10.19
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カテゴリ: 本


マギーに会うことは、あなたの時間とお金に値する
              -《アボリジナルSF》書評


解説より引用


読み終わった後の満足感はまさにその通りだった。
少女型アンドロイド「マギー」の誕生と、その成長をたどる物語。
身長150cm、体重90kg、青と緑のオッドアイ、
金髪小顔で小さな胸の少女型アンドロイド、マギー。


成長の物語なのでマギーは少女でなければならなかったのだろうが、
(アメリカ人女性としては)かなり小柄な設定。

英語版発行が1990年なので、20年前の作品。
今読むと、記憶媒体がCD-ROMだったりして隔世感も若干漂う。
でも最近の日本のライトノベルに沢山転がってそうな設定。
案外、この本が元ネタだったりするのかしらん。

マギーを作ったアーノルドは、AI研究を理由にMITを追い出された天才学生。
でもプチ引きこもり気味。
そんなアーノルドの考える理想の女性像として、マギーは生まれる。
ロリコンか。
彼の性格について、アスペルガー症候群の症状っぽい描写があるが


アーノルドの理想の女性となるべく教育を受けるマギーだが、
トラブルからアーノルドと離れ離れになり、自力で生きていかざるを得なくなる。
幸いにも善人なホームレス達に出会い、関ってゆく暮らしの中で
マギーはさらに成長を遂げていく。
この手の設定では避けられないセックス関連の描写もなかなか面白かった。

無機物の知性の死というのも、本来おかしな話だが。

エンディングは大団円ということでよさそうだ。
年齢を重ねられるような改良を自らに加えていけるようになりそうだし。
アーノルドの会社もマギーの置き土産でなんとかなりそうだし。
クレアがグレないか心配だけど。

個人的には人間のブラックな部分が出そうで出ないのがもどかしかった。
私がひねくれているだけかもしれないが。
この作者は性善説の人らしい。
性悪説で書くと、それはそれでとんでもない小説が生まれそうだけれど。





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最終更新日  2010.10.19 22:15:33
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