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2012年06月13日
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カテゴリ: 患者さんとの交流
このところ、米村先生への用件が山盛り。。。
予めメモして電話を入れるも、繋がらないと私も忘れちゃうやんってなほど、用件あり過ぎです
先週は学会で地方に行かれていたこともあり、アタシも何かとドタバタで全く連絡取れずに、用件だけどっさり手元。。。ってな具合でした


先日の続きです。
今回は、ちょっと辛い内容となりますのでスルーを選択の方は、ここまでということで。

この患者さん、術後3ヶ月の入院中、奥さんの配慮で、地元で治療を請け負ってくれる大学病院に足を運び、暖かな約束をこぎつけたにも関わらず、現実は、先日まで書いたような状況だったんです。
結局、この患者さんご自身が

 「folfiri で良い」


これは私の推測ですけども、米村先生に迷惑をかけたくないという思いと、そもそも、選択の余地などないのだと悟ったからではないかと。。。
IRIS が良いって言ったところで、実際に治療を請け負う大学病院の医師は、あの剣幕とあの態度ですよ。
無理ってもんです。

そんな医師に会いたくないのか、気力が萎えたのか、体力的にきつかったのか、だんだん、大学病院に出向く足は重くなり、

 「今日の治療は、止めとく」

と言う日が出てきました。
寝込んだ姿を見れば、奥さんも 「行こうよ」 って言えない。


往診に来てくれる医師が言っていたように、「抗癌剤治療が元気な時間を奪っている」 のなら、治療をサボれば元気になるかと思いきや、そうでもない。
元気になれば、また気力も充実すると期待するも、思うように元気は回復しない。

いつしか、抗癌剤治療を止めて1ヶ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎ・・・
ここが難しい判断なのですが、実際、抗癌剤治療がトドメを刺したのではと思える症例あり、また、抗癌剤治療がそれこそ、元気な時間を奪ってはいるけれど、延命には十分寄与していると思える症例あり。。。

、それとも、治療とは関係ないところで、癌が再発して進行してしまったのかわからないけど、明らかな腸閉塞の症状が出て、輸液調達の総合病院に入院。
ここは敢えて大学病院を選ばず、総合病院をチョイスしたのでした。
ここも、「治療よりも残り時間を云々・・・」 と言った病院だから、気は進まないけど仕方ないです。

この総合病院の若い女医さんから、命の期限を告げられます。
余命3ヶ月。。。

これだけでも、十分、厳しい話でキツイですが、ステージ4の癌患者さんは、こう言う話はどこの病院でもされてしまうから、致し方ないにしても、もっとキツイ内容も話されました。

 「大きな手術を受けたからこそ、今も存命なのだと思います
 手術は十分、延命に繋がったと思います
 でも、手術をしなければ時間は短いけど、もっと楽に逝けたと思います」

と。。。。
この見解は、私の胸にも苦しく忍び込んで来ました。
若造君の時に、私自身が思ったことだから。。。
(過去の頑張れ!若造シリーズ参照方)

若造君、私と出会わなければ3~6ヶ月程度の時間で、逝ってしまったと思います。
でも、私と出会い、米村先生と出会ったから、出会えたからそれとも、出会ってしまったから2年半もの時間を生きました。

苦しい自分との戦いが長く、長く続きました。
29歳の独身の彼にとって、誰かの為に生きることなどできません。
自分自身の為にこそ生きられる年齢であり、環境でした。
そんな中で、部屋の中にこもって、常に母親の泣き顔を見る日々は苦しかったでしょう。

癌の治療なんて、同じ治療を受けても結果は千差万別。
大吉と出るか、大凶とでるかなんてやってみなければわからない大博打。
時間を延ばすことが大吉ではないでしょうし、短い時間が大凶ってわけでもないでしょう。

「元気」が大吉であることだけは確かなんですけどね。

そんな若造君のことが蘇りながら、この患者さんの身を案じたのです。
体はむろんのことながら、心が病んでしまわないように。。。と。


つづく







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最終更新日  2012年06月14日 13時00分49秒
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