ここ読め本本!!―レビュー&書評―

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不満ノートをつけよう


こんにちは、もっちーです。

知ってました?
今年の秋は、何とスギ花粉が発生していたようです。

どおりで鼻がかゆかったわけです…。

来年の春は花粉が大量に発生するようですから、
僕と同じ、花粉症の方は早めの対策をしたいものです。

これまで、花粉症の時期の一番の悩みといえば、
「鼻荒れ」でした。カサつくティッシュの度重なる
攻撃に、悲鳴をあげていた鼻も少なくないでしょう。

でも、一昔前から僕の鼻はこの悲惨な状況から
脱出することができたのです。
皆さんも使っているでしょう…あの商品のおかげで。


■「発想法」=「不」のつくものに着目しよう

そう、この鼻荒れという「不満」に見事目をつけ、
発想した結果生まれたのが「保湿ペーパー」でした。

リクルート社伝説の「創刊男」の異名を持つ、
くらたまなぶ氏によれば、アイデアを発想する上でこの
「不」のつく日本語にに着目するのは大変有効といいます。

「不満」「不安」「不快」「不便」「不平」などなど…。

これらから生まれた革新的な商品って凄くたくさん
あるんですよ。あなたはいくつ思いつくでしょうか?


■「不」から生まれた商品たち

典型的なのが「甘栗むいちゃいました」という商品。
これは「栗って剥くの面倒くさいよね」という
「不満」を見事解決した商品でした。

他にも、今や子供たちには必須となった携帯防犯ブザーも、
もとは親の「子供を1人で歩かせるのが心配」という
「不安」から生まれた商品です。

また先ほどの「保湿ペーパー」はまさに僕の
「不快」を解決してくれた商品ですね。

こうやって考えると人々がもつ「不」の感情は、
画期的な商品を生み出し、人々の生活を
より豊かにするための、大切なシグナルのように思えます。


■「不満」ノートをつけよう

さて、こんな重要なシグナルを見逃す手はありません。
早速今日から、身の回りの「不平」「不満」、
「不安」「不便」…「不」の感情を書き留めてみませんか。

資生堂で「wiwiw」という新たなビジネスを立ち上げ
2003年のウーマン・オブ・ザ・イヤーにも選ばれている
小室氏は、入社当時からいつも欠かさず、
この「不満」ノートをつけているといいます。

作り方は単純で、ノートの左側に不満を書き出して、
その右側に解決策をひらすら並べるというもの。

「wiwiw」のような画期的なアイデアも決して、
天啓のごとく、突然降ってきたわけではないのですね。

僕たちも輝かしい閃きを得るために、
目を瞑りたいような不満に対しても
真っ向から見据えてゆける精神を持ちたいものです。





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