ここ読め本本!!―レビュー&書評―

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時間営業力



人はどんな時に「人と会う」ことに魅力を感じるのでしょう?

前回の編集後記で、営業というものにおいては
スキルや資質どうこうの問題より先に、
【相手に時間をもらう】能力が大切なのでは?と書きました。

ここでいう「営業」というのは
何も商品を売ることだけを指すのではありません。

人は限りある時間の中で常にその人なりの価値創造を行っている…

そう考えると、ある人に「会ってもらう」=「時間をもらう」
というその時点で、営業は既に始まっているといえるでしょう。

ではその【相手に時間をもらう】能力はいかにして磨けるか?
僕たちが「人と会う」ことに魅力を感じる瞬間を考えてみましょう。


【1】直接的動機
   会うことで直接のメリットがあると感じられる時。
   (例)・自分の知りたい情報を知っている!
      ・魅力的な商品を扱っている!

【2】間接的動機
   会うことで間接的・将来的なメリットが予想できる時。
   (例)・その人の周りの人(企業)と間接的に繋がれるかもしれない!
      ・将来大成し、自分に利益を運んでくれるかもしれない!

【3】人間的動機
   自分に自己重要感を与えてくれると感じられる時。
   (例)・自分は誰か他の人から必要とされている!
      ・自分の知識や商品が他の人の役に立つ!


■【1】直接的動機

この中で【1】の直接的動機に関する部分は、
自分の「現状」で勝負するしかありません。

何か強烈な強みや、商品を抱えていれば別ですが、
そうでない場合はここで勝負するのは難しいでしょう。

では【相手に時間をもらう】能力を伸ばそうとする場合、
どの動機に訴えかけるのが一番有効なのか?


■【2】間接的動機

【相手に時間をもらう】能力を伸ばそうとする場合、
最も有効なのが【2】間接的動機に訴える方法です。

特に自分とは凡そ比べも付かない各上の人や
大企業等に営業をする際に大変効果的といえます。

僕がこれまで35人の社長に会ってこられたのも、
 ・過去に何人もの社長に会ってきている
 ・将来的に本当に起業するかもしれない
という点で間接的動機に訴えられた事が大きいでしょう。


■【3】人間的動機

ただ忘れてはいけないのは【3】の人間的動機。

「人から大事にされたい」「人に認められたい」
というのは人間の最も根源的な欲求の1つです。

(※)この辺りはD・カーネギーの『人を動かす』
   という書籍に詳しく書かれています。

相手に敬意を払うことを忘れ、【1】の直接的動機や
【2】の間接的動機にのみ訴えることをした途端、
相手はあなたに対する興味をなくすでしょう。


【1】で自分や商品に強烈な強みを持っていればいるほど、
【2】で色んな人脈や将来の可能性を持っていればいるほど、
【3】の一人一人に対する敬意の念というのを忘れ勝ち。

これは「人間関係」という本質を見失った行為です。

【相手に時間をもらう】というのは、あくまで
営業のスタートであり、ゴールではありません。

「人と人」として長期的な関係を構築し、
終わりのないゴールに向かい進み続けるためにも、
【3】の人間的動機は常に忘れずにいたいものです。

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