lovely days

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電話



2005年6月

ある日、つらくて、どうしようもなくなって、けんに電話した。
初めてけんの声を聞いた。

毎日、何時に帰るのか聞き、けんは、何時だよと教えてくれて、
家に着いたら連絡してくれる。
辛いときは電話したり、チャットしたり。大丈夫なときはメールだけ。
でも、なんにもない日というのはなかった。


けんとの電話ではよく泣く。チャットでも。
私はあんまり泣かない方だったから、
泣きたい気持ちのとき泣けなくて苦しかったりしたけど、
けんと話していると気持ちを吐き出せる。
そして、けんは私の涙をいつも受け止めてくれた。

わたしはSさんの前では泣けず、この頃はカウンセラーの前でも泣けず、
けんは、唯一わたしが泣ける相手だった。

私はけんに支えられていた。

けんが私に精一杯の気持ちを向けてくれるので、
けんを好きになれればいいのにと何度も思った。


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