こんにちは♪ ス~ジ~です♪ 

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ブルー・クリスマス・・・



12月23日(祝)、天皇杯・準々決勝、清水エスパルスが
延長戦前半9分、平松選手のシュートでジェフ市原に勝っ
たので、夜、ルンルン気分で、準決勝の前売券を買いにロ
ーソンへ。ちょうど、そのとき、南の島の友人から電話が
かかってきました。友人は、疲れきった声で「電話ちょう
だい!」。友人の携帯電話にコールバックする私。

友人は、マニラ近郊のアンティポロ市に住んでいるのです
が、電話は、ミンダナオ島の北部のまちの病院からでした
。ここ数日、レイテ島とミンダナオ島の北部は、集中豪雨
に見舞われ、土砂崩れや洪水で200人以上が亡くなって
います。友人の実家は、ミンダナオ島の北にあるシルガオ
島にあるので、心配になって里帰りする途中なのかなと思
いました。電話のむこうの雑音から、現地の緊迫した空気
が伝わってきます。友人は、混乱していて、状況をうまく
説明できません。私が、ひとつひとつ質問しながら、状況
を把握することにしました。

ミンダナオ島北部のブトゥワン空港に着いた友人は、親戚
の住むスリガオ市へ向かおうとしたのですが、集中豪雨で
交通機関はストップ状態。そこで、叔父に電話して、バイ
クで迎えに来てもらい、スリガオ市をめざしました。とこ
ろが、途中で、バイクが横転し、ふたりは病院にかつぎこ
まれたのでした。事故の原因は、詳しく聞けなかったので
すが、となりのベッドに横たわっている叔父は「脚を骨折
し、片方の目がつぶれ、頭を損傷して、意識不明」と説明
しながら、友人は泣き出してしまいました。

南の島から電話がかかってくるときは、「Help me」の電
話なので、覚悟して話を聞くのですが、今回ばかりは、背
筋が凍りそうになりました。
「あなたは、だいじょうぶなの?」と私が聞くと、
「脚が痛いけど、あしたになれば、歩けるとおもう」
と答える友人。
「キャッシュカードは、もっているの?」
「もってる」。
海のむこうの私ができることは、はげましの言葉をかける
ことと、おカネをおくることだけ。
「しっかりしなさい。叔父の家族が到着するまで、叔父を
たすけられるのは、あなただけよ。あした、おカネをおく
るから、今夜は、安心して、おやすみなさい」。
英語で、友人に語りかけながら、衝撃を受けた私のほうは
、眠れそうもありません。

彼女、ついてない。以前、日本で仕事をしていたときも、
マニラのアパートが火事で焼けて、全財産を失ったし。今
度は、彼女が誰よりも大切にしていた叔父が、事故に遭う
なんて。彼女、本当に、ついてない。神さま! なぜ、こ
んな試練を、彼女に与えるのですか?

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