鈴木家のHOME SWEET HOME!

「外人かよ、」の巻



* 外人かよ、の巻 *
今でこそ「沖縄」といってもたいしてめずらしくないもんだけど、
やはりある一定の年齢以上の方々と接する場合、
とたんに「沖縄出身」である自分の客観的評価にびっくりすることがよくある。
例えばこんなことが。
結婚する事が決まり、アキヒコさんの実家へ出かけ、
家族の方々と会話する機会も増えてきたある日。
彼のおばあちゃん(当時御年75歳)が私に言った。 

「いやー、日本語が上手でびっくりしたよ。
あっ、そうそうこれを食べな、『そうめん』って知ってるかい?」…


…「日本語」??
…その場は笑ってすましたけれど、
絶対この人たちは私をちょっとした外人だと思っているに違いない。
「標準語」とは言われたことあるけど「日本語」はさすがに初めて。
正真正銘の『外人扱い』に本当にびっくりしちゃったもんです。

確かに私が生まれた頃はまだ沖縄も復帰前。
カリフォルニアに属していたらしい(今でも沖縄の基地内だけは住所はカリフォルニア州らしい…)から、
あたしの当時の国籍もアメリカってことか?
余談だが、私自身の母子手帳って、モノ自体が古いちゅうだけではなく
デザインが舶来モンって感じ。スゴイよ。はっきしいって。
しかも堂々とこう書かれている。

「琉球政府」 (ひえ~・笑)

まあ、内地(沖縄の人間は本土のことをこういう。
ちなみに北海道の人もそういうらしい。なるほど。親近感!)に行くには
もれなくパスポートが必要だった時代だから、おばあちゃんが勘違いするのも仕方ないのかも。
このあたりはちょっとした田舎なので、私がアキヒコさんと結婚するにあたって

「9歳年上、沖縄出身」

っていうのは結構センセーショナルだったようで、
私の顔をわざわざ見に来た近所のじいさんばあさんもいたくらい(笑)。
でも、あるご近所のお嫁さん(私より年下)に初めて御挨拶したとき、

「あなたって沖縄人なんでしょ?」

と嬉々として尋ねられたときには、
「人(ジン)ってなんじゃ、ジンとは?!」とちょっと憤慨しました。
もちろん心の中で。小心者なんで…。
うちなあんちゅ(訳:沖縄のひと)だってみんなとおんなじ日本人なんだよー、
ちょーっとだけ顔濃かったり毛深かったりするけどさ・笑



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