ヘッポコのぼやき。

ヘッポコのぼやき。

今の治療に行き着いたわけ



今の治療に行き着いた経緯などを書いてみました。

僕のような失敗をしないよう

若い人などの参考になれば幸いです。


今までに手を出してきた治療法など。


キネシオテープ、Oリングテスト、経絡療法、奇経療法、耳ツボダイエット
カイロプラティック、チタンテープ、入江フィンガーテスト、坂下耳介療法、
経絡テスト、岩田式新システム、TDE。など   


最初は、僕はテープ屋(柔整師の免許は持っていましたが。)でした。
と、いっても、売るほうではなくて、貼る方です。 

実家の弟がキネシオテープなるものを、治療に使い出したのです。
最初はその効果に目を丸くしました。 

Oリングで反応する筋肉に貼るとアーラ不思議、痛いところではないところに貼ったにもかかわらず痛いところが無くなっている。 

まるで夢のような治療だと思ってしまいました。
(ただし、キネシオは筋肉全体をカバーしなければ効果が半減してしまうので筋肉の勉強は欠かせません。)

本に書いてあるままに、ただ貼っているだけでは、痛みは完全には取れません。 

傷めている筋肉を完全にカバーしてあげると痛みは瞬間に取れます。 

この頃は、体の痛みにだけ興味がありました。 というか、それしか知りませんでした。


 友人と一緒に治療院を始めようということになって、僕は当然、、接骨院だろうと思っていたのですが、なんと、行って見ると[湯島鍼灸接骨院]と書いてありました。

その友人は、なんと鍼灸、マッサージの免許も持っていたのでした。 
しかも、薬剤師でもありました。

この鈴木と言う友人は、漢方の勉強をするために中国語から入ったという変わり者で(中国の古典などを読むときは、日本語訳では微妙なニュアンスはわからないといっていました。) 

鍼灸接骨院の他に、漢方専門の薬局もやっていたのです。 

普段は薬局に居て、「鍼やってください。」と、頼まれると、
薬局から人が走ってくるという変な鍼灸院でした。 


しかし、そこは商売。最初はマッサージの勉強をさせられました。 

この頃は、給料の大半をマッサージ屋さんにつぎ込んで受けながら、
いろんなやり方を教わったように覚えてます。 

3年ほどたった頃、柔整の同級生だった人の紹介で、柔整の後輩が従業員として来たのですが、

なんと柔道6段!しかも機動隊の柔道の先生をしていた人でした。 
その先生が、ここの治療院は機動隊よりきついと言っていたのを、なぜか覚えています。 

逆にその先生に脱臼などの治療を教わったような気がします。 

その井手先生は強面ではなくほんとにいい男(顔も、人間も)でした。 
柔道をやっている人の印象が変わりました。 

今は、音羽で音羽接骨院という治療院をやっています。



鍼灸接骨院の一応院長なのに、(雇われですが)鍼の免許がない、何とかしなければ。 

テーピングで痛みは取れるのですが、かぶれる人がいたり、なんと言っても材料費が高いのが、キネシオの欠点といえば欠点でしょうか? 貼りっぱなしは、ちょっとかっこ悪い、という印象もしました。

それに、この頃は東洋医学にやたら興味を持ち始めて、夜、鍼灸学校に行きだしたのも、この頃でした。

そこで、経絡療法に出会ったのですが、どこの会に行っても、最初は脈診から入ります。

もともとミーハーな僕は、いろいろ見て歩きたくていろんなところに顔を出しましたが、こっちは治療を教わりたいのに、また脈診から入ります。 

どこか、一つの所に腰をすえて、じっくりやったほうが良かったのでは、と、反省しきりです。

ところが、意外と近くに先生はいました。そう、いつも一緒にいた鈴木さんです。 
鈴木さんという人は、20年以上も経絡療法をやってきた人で、いろいろと教わりました。

何とか、今、鍼を続けていられるのも、鈴木さんのおかげです。(だいぶしごかれました。)


鈴木さんの元を離れて独立するということになりました。

いよいよ自分ひとりの力で接骨院の開業です。 しかしお金はありません。

今になって思えば、いかに自分の考え方があまかったか、よくつぶれないで、もったものだと思います。

渋谷区の本町という所で、ほんまち接骨院という名前で開業をしたのですが、お金は全額、借金、いろんな人が協力してくれたおかげだと思います。 

お金にはあまり恵まれませんでしたが、友人には恵まれたと思っています。 

特に、尾上さんには、僕がいない時間、治療院を見ていただいたりして、今でもありがたく思っています。 

尾上さんは今、練馬高野台でみのり整骨院と言う治療院をやっています。


開業して1年ほどしたころ頃、ある患者さんがやってきました。

なんでも全身の関節が痛いというのです。僕の治療ではどうにもならず、
田舎の実家で接骨院をやっている弟は操体法もやるので、田舎や、湯島にも送り込みました。

自分が受けていいと思う治療院には全部送りました。 

病院に行って検査をしても原因がわからず、挙句の果てには精神科に回され、行く度に病名が変わるという不思議な子でした。

わらにもすがる思いで、岩田鍼院へ送りました。 
すると、「何アレー!」と驚いて帰ってきました。 

今までどこに行っても良くならなかったのが、一度の治療で症状が全部取れたというのでした。 

それからすぐに彼女は、勤めていた、いんちきマッサージ屋(免許もちが一人もいないということでした)を辞めて、何故か、うちのスタッフになったのです。



それからというもの、僕も岩田鍼院の虜になってしまい、月に2,3度岩田へ通いました。 

彼女は治療に、僕は何とか治療法を盗もうと、3年以上通いました。 

そのくらい通って少しわかるようになった頃、岩田先生が引退なさると言うのです。 
そしてそのときに僕に、「この治療をやる気があるか」と聞くのです。 

もちろん僕の答えは決まってます。

実際はその前から、いろいろ真似をしていたのですが、
やっと岩田鍼院の治療を正式に教えていただいた瞬間でした。

岩田先生には、マンツーマンで、教えていただき本当に感謝しております。
(先生がいなければ、僕は普通の鍼灸接骨院の院長だったと思います。) 

教えていただいてきてそれをすぐ患者さんに試したりしていました。 

先生は、「この治療を続けてください。この治療が埋もれてしまうのは人類の損失です。」とまで言われました。 

鍼はストレスの治療や精神にも影響を及ぼすのかと、不思議でした。



この頃は、人間の生体電位の差というのに興味があって、(異種金属療法ですね)、

岩田先生が伊藤家の食卓などに発表していたものですが、
いわゆる、八総穴で治療する奇経療法になります。 

これは岩田の資料など(医道の日本の資料も手に入れるのに苦労した記憶が?)で読んだりして、生体電位の差というのは、人間みんなあり(大きく4パターンに分かれます。)

その人本来のバランスというのがあって、そのバランスが壊れると体がおかしくなるというもので、その延長線上に、岩田鍼院の新システムがあると思っていたからです。 

岩田先生は昔、時任奇経を勉強されていたことがある、というのは聞いて、知っていました。(僕も奇経療法学会に行ってました。)

ところが、岩田の新システムはまったく別の考え方の上にあることがわかりました。 この時に、改めて岩田先生の偉大さを実感しました。


この頃、チタンテープという物がはやっていて、痛いところに貼るだけで痛みが取れるというものなのですが、僕もネックレスなどを着けたりもしました。 

最初は効くのですがそのうちに、あまり変化しなくなるというものです。 

なぜだろうと考えましたら、生体電位のバランスが崩れているところへ
金属を身につけるのですから、バランスが変わります。 

だから効く人には最初は効くんですね。 素人の人には、簡単にできて手軽かも?効く人もいます。(テレビなんかで、服の上につけているのを見ますが、あれではダメです。)

しかし治療家なら、やはり、この人にはこことここ、という具合に、金と銀を使うとかしたほうが、本当に症状が良く取れます。 

この頃に、電位差もあまり強すぎても後から反動がくる事もわかり、

治療に使う、ピップエレキ版はいちばん安いのが、いいと納得して
(あくまで鍼とあわせて使った場合です。) ちょっとうれしかった。

(エレキ版も表裏を使ってツボに貼ると、非常に効きます。)


しかし、岩田鍼の精度がだんだん上がってくると、彼女の調子が悪くなってくるようになったのです。 

本人、曰く、「患者さんの邪気が私の体に入ってくる」と、いうのです。 

そんな馬鹿な話があるかと相手にしなかったのですが、しまいには、
働いていられなくなり辞めていきました。 

その後に、村上龍の本で「超能力から能力へ」という本を読んでこんな世界があったのかと、興味を持ち、PHの会に恐る恐る行ってみました。 

今でこそ、会員だと大きな声で言えますが、最初は本当にうさん臭いと思っていました。 

しかし、使ってみると面白く、TDEは治せるところの次元が違う。 
そんな簡単に治っていいものなのかというくらいでした。


鍼などをやっていると、だんだん気の世界に興味を持つようになります。 

本当にそんな物があるのかと、最初は思っていましたが、やっているうちに、鍼一本で気を引いたりできるようになると、これはこれですごく面白いです。 

しかし、経絡の勉強だけでなく、今の社会では、解剖、生理、病理などもやらなけばならず、最初から判っていれば僕はやっていなかったと思います。 

出会った順番が、たまたまこういう順番だったから、面白いからはまったようです。

鍼の学校で気という言葉をよく聴きますが、学生のうちは本当にそんな物があるのか、というくらいの感覚でした。 

今は、鍼というと迷わずに岩田の新システムをやりますが、
今度は、鍼とエネルギーの合体を考えています。 

これがまた、相性がよく面白そうなのです。

今は、ほとんどの症状に対して鍼を一箇所に1本やるだけで治療できますが、
いずれはそれもいらなくなってしまうのでは、と思えるくらいです。


途中でやめた、治療法も、いっぱいありました。まずは、カイロプラクティック。 

四谷の山根カイロの講習会に2~3年ほど通いましたが、お年寄りなどには使えないのと、僕は手足が太くて短いので、向いてないと思い途中で挫折してしまいました。 

解剖学の川原先生(よく皆さんが持っている解剖の人体解剖学図譜集の監修者)の紹介だったので申し訳ないことをしました。 

しかし、山根先生のおかげで、骨盤のねじれの状態とかの判断がよくできるようには、なりました。

(川原先生には、解剖学を10年ほど教わりましたが、最近は行っていなくて申し訳なく思っています。先生はなぜか弟の結婚式のときに家の親族の席にいた?)

後は、耳ツボダイエット。

はがきが着たので、1万円持って講習に行ってきました。 

最初は1万円ですが、2回目は10万円といわれ、こっちもやけで、10万円持っていきましたが、結局アミノ酸を買わされて終わりだと思ったので、辞めました。



坂下耳介療法。

いわゆる世間一般で言われている耳ツボダイエットとは違い、
本当に耳だけで全身の治療をするという優れものです。

講習も1回3,000円とお手ごろでいいと思います。

ただ僕はTDEにはまり込んでいたので、あまり真面目には通わなかったと思います。(これはこれで、優れた治療だと納得はしました。)  

コスモテープ。

これも友人の紹介で講習に行きました、。

左右の耳の温度差や圧痛点を調べて、診断をして、パターンを割り出して、
テープを貼って治療するというのです。

鍼の要らない鍼灸療法、のようなものだと感じました。

結構いたみも取れますし、鍼の免許を取りに行くよりも、簡単に治療に使えるとは思いましたが、
この時も、TDEの方が魅力的に感じてしまいました。
(入会金の30万円が払えなかったのも事実です。)


長野式。

松本さんのビデオを見て、感心はしましたが、鍼の打ち方が荒っぽいように感じたのでそこで、辞めてしまいました。

FT。

Oリングは他に助手がいるので、入江式のFTをやりたかったのですが、入江先生がお亡くなりになったのと、自分で少しやったらコツがわかったので、結局、やらずじまいになってしまいました。
(だから僕のはFTもどき、ということになります。) 

経絡テスト。

これは使えると感じ、やってみました。
確かに使えましたが、岩田の新システムとTDEを使うと、あまり必要ではないので、辞めてしまいました。
しかしこれは、いい判断材料にはなりますし、優れものだとは思います。


ただ残念なのは、彼女が辞めてしまっていた。
という事実です。

このTDEならば、彼女の身体も何とか治せる。そんな直感めいたものがありました。 しかし連絡のつけようが無い。 

そんな時に、彼女の知り合いの人が、たまたま治療に訪れたのです。 
その人に連絡を取ってもらい

何とか彼女と連絡がつくようになり、一度会いましょうということに
なったのですが、その時彼女はなんと松葉杖をついて現れたのです。 


何でも道を、歩いていたら、突然気を失ってしまい、それ以来足に力が入らなくなってしまったというのです。

しかも病院に入院したりして、体重も30キロをきってしまった事もあったというのです。

昔なら、そんなあほなで終わっていた話ですが、その時は何かあると確信めいたものがあり、(もしかしたら自分のせいかもという気持ちもありました。)

PHの本部へ連れて行きました。 調整師の人に調整をやってもらったのですが、その場でふらふらしながらも、すこし、歩けるようになりました。 

その時の、彼女の顔はまるで狐につままれたような顔をしていました。


彼女のようにバリアの薄い人間は、ごくまれにいるようです。 

それで治療院にいるだけで、体が悪くなってしまったのがやっと分かりました。(やっぱり僕のせいだったんだ、ということですね。) 

彼女に申し訳なくて毎日のようにお見舞いに行きました。 

調整を受けて3日ほどで、歩けるようにはなったのですが、
最初から入院は決まっていたそうで、(そんな入院もあるらしい?)

大体今まで3ヶ月も松葉杖がないと歩けなかったのが、一度の調整で歩けるようになる事自体が信じがたいですが?


人の体の気を引くことはできても、自分の治療院の気が悪いという事に気がついていなかったのですね。 

それからは、治療院の波動をあげることや、邪気がちゃんと抜けていくように気を使うようになりまた。 

そして彼女も復帰できるようになりました。 

そんなこんなで、やっていたのですが、酒を飲みすぎてしまったせいでしょうか? TDEのエネルギーの勢いでしょうか? 

なぜだか彼女と結婚、ということになってしまいました。 

今までは、お金儲けのことは何も考えずに治療院に住み込みで、生活してきたのですが、これからは家庭もあります。 少しは稼がないといけません。

それなのに!あ~それなのに、何をしたかというと、治療院を移転してまったのです。



自分がやっている治療方法を変えたくて、変えてはいったのですが、マッサージを受けたがる人には、まだ自分のTDEの能力が低いので、変な顔で見られていました。 

いっそのこと治療院をやめてしまって、新しく作り直して、自分のやりたい治療をやろうか?
かといって、患者さんを見捨てていくというのも気が引けるし、スタッフのみんなの生活もありますし。

そんな時に、知り合いの人で、スタッフつきで、治療院の面倒を見てくれる人が現れたのです。 

自分だけが、一からまたやり直すということにしました。 

ほんまちのスタッフには、申し訳なく思いましたが。 

僕は教えるのが下手なので、みんな岩田へ行ってしばらく修行をしてもらうことにして(岩田先生は辞められましたが、再開の要望が強く、
場所を変えて、今は2代目の光永さんがやってます。)

渋谷区本町のほんまち接骨院のみんなは、元気でやっているのか時々気になります。(実際は、時々遊びに行ったりは、していますが) 


幸いに、機械のリースは終わり、家賃だけです。 
二人で食べていくぶんくらい何とかなるだろう、と思っていたら大間違い。

また新たな借金をいっぱい作ってしまいました。 
よく考えたら、治療院に患者さんがつくようになるには、時間がかかるということをすっかり忘れていました。 

やっちゃった~!!

どうか若い皆さんは若いうちに、いろんな経験をして、これだというものを見つけて、
場所を落ち着けてしっかりと患者さんの信頼を得てください。 

僕みたいに、あっちふらふら、こっちふらふらは、いけません。 

治療法は何でもいいんです、
その治療を極めれば。 

これからは、学校が増え、ますます競争が激しくなると思います。 
本物だけが生き残れる時代になってくると思います。


たいそうな、事をほざいてお前はなんぼのもんじゃいと言われればそれまでです。 
そんなたいしたものではありません。 

ただの鍼灸師です。

ただの柔整師です。

ただこれからの時代、せっかく免許を取る若い人が増えてくるのはいいことだとは思いますが、せっかく取った免許を生かせない人が一杯出てくるのではと、危惧していることは事実です。

しかし、鍼灸、柔整、マッサージなどの仕事は、人に感謝されながら生活していけるすばらしい職業だと思います。それにやりがいもあります。

な~んちゃって!

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