Shiny Night

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2006.04.09
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カテゴリ: 映画関連鑑賞記
私の好きな映画監督の1人である押井守監督。
まあヒネくれた作品を作り続けているので、一般的に全く受け入れられようがない人ではありますが、私はこの濃さが好きだったりします。
もうファンになって10年以上になりますが、未だに直接対面したことが無かったりしました。
あんな作品を作る男を1度見てみたいと前から思っておりまして。

何にせよ「ライブ」の印象は、映像などで間接的に見る感じとは別物だろうから・・・。

押井監督自身もヒネくれた作品を作るわりには、積極的に「顔出しはする」部類の監督だと思います。何かにつけイベントにはよく出てくるので。
かつてチャンスも1度だけありました。『Avalon』公開の時に、今は無き「梅田東映パラス」に舞台挨拶に来た時がありましたが、その時はどうしても外せない先約があって行けませんでした。
たまたま行った人から「舞台挨拶でも空席があった」という話を聞いた時には、さすがに悔やみましたよ。
それ以来今度舞台挨拶に来た時には必ず行こうと決めていました。それから数年・・・



そんな気がして、公開開始の今週の土日はあえて仕事を空けておいたのがついに的中!

それでも今回は余裕を持って対応。
しっかりと京都の舞台挨拶の回を予約して・・・ 『立喰師列伝』

とにかく、このような作品を映画化してくれた東宝には感謝。

もうここでは散々書いてきましたが・・・
押井守が思いのままにやってマニアックで無いわけがありません。

山寺宏一が延々と語る「立喰師」のお話。それだけですから。
それもパタパタ人形劇で。

フィクションとはいえこれだけ話を広げられるだけで、私は「ものすごい作品」なんぞと思うのですが。

はっきり言って、「押井守」満開の作品。
それ以上でも以下でもなし。
「押井守」の今までの成り立ちを知らなければ、まったく訳のわからない作品です。


冒頭の「月見の銀次」の語りが、特に観客を置いていきぼりするでしょうね。
観客自身を「立喰師」の術中に嵌めようというのか・・・。
さすがに監督本人が、コンテを数日で上げたことだけはあります。

そこからは戦後史に絡めたマニアックなギャグが連発です。
そうこの映画、 意外とギャグ映画だったりします。
物語の後半はそんな感じで、私にはとても面白かったのですが。
神山健治の「店長」シリーズや、『総括』と称して、あのジブリの名プロデューサー鈴木氏をぶっ飛ばして葬り去るあたりなんかもう痛快なんですが・・・そうそうわかりませんわな。

もう最初からこれは「ギャグである」という割り切りができていれば、普通に見ても面白い作品ですよ。たぶん。



やはり犬好きの監督は、存在感から面白かったです。
趣味と映画と愛犬のこと以外興味がない人柄がよく出ていて・・・。(コラ)


ボソボソしゃべるクセも相変わらずで。
「もし、万が一、続編を作るようなことがあれば、パタパタアニメにせず実写で作る。」と言い放った監督・・・「ない」と否定しつつも、まんざらでもなさそうで。
「ケツネコロッケのお銀」を語る時の愛情は並々ならぬもので・・・。

まあ同じ空気を共有する「ライブ感」みたいなのを感じられるだけで、10年来の念願が叶ったのもあり楽しかったですよ。


今から楽しみになってきました。


<自己評点=8.0 (但し「押井守」を知らなければ-1.0) (10点満点+α)>






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Last updated  2006.04.29 23:06:23
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