Shiny Night

Shiny Night

2006.06.06
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カテゴリ: 映画関連鑑賞記
今日は前から観たかった 『雪に願うこと』

昨年の「東京国際映画祭」で、正式名称になってからは初の日本作品としてのグランプリ受賞、さらに史上初の主要4部門総ナメの快挙 と来たものですから一映画・一地方競馬ファンとしては期待するではありませんか。
実は5月の北海道遠征の時に「北海道先行上映」を見に行こうと思ったのですが、行った前週で上映が終わっていて・・・今日まで持ち越しになっていました。

<ストーリー>
仕事と家庭を失って、故郷・帯広へ帰郷した学(伊勢谷友介)。
馬にソリを引かせる“ばんえい競馬”の厩舎を営む兄・威夫(佐藤浩市)は、そんな彼をいぶかりながらも受け入れる。
やがて、学は厩舎での生活に自分の居場所を見いだしてゆき、その中で女性騎手・牧子(吹石一恵)や帯広にいる間にレースに勝たないと食用にされてしまう競走馬ウンリュウら出会い、自らの境遇をウンリュウに重ね合わせていくのであった・・・。

生きる「重さ」とばんえい競馬が持つ「力強さ」を掛け合わせた感動作です。
人間の生活よりも、生を賭けた輓馬とともに人生を賭け、苦楽をともにする競馬関係者の人間模様が淡々と綴られていきます。

正直 キャシャーン
それに取り巻く脇役陣がチョイ役も含めて豪華です。
まずは佐藤浩市、やはり不器用な男を演じさせたらうまい。あの蹴りっぷりは迫力あります。(何)
帯広在住のまかないさん小泉今日子も見事なおばちゃんぶり。
そのパトロン、山崎努がまたいかにも「地方競馬場に居そうな、いやなプチブルジョワおやじ」で、いやらしい、いやらしい。

そしてやっぱり吹石一恵のまゆ毛萌え~。<違
『ときめきメモリアル』実写版デビューからはや何年・・・大阪からこっそり注目していたんですが、「日本的美人」の座を時間をかけつつも着実に上がっている「旬な女優さん」ではないでしょうか?
現に「地方競馬の女性騎手」という、とても日本的というか土着的な役をこの作品でもこなされていましたし。

さて競馬ファンとして気になるのは輓馬のシーン。
特にレースシーンは、監督曰く「馬が思うように走ってくれず」大変だったようで、冷静に観ると馬の位置の整合性がおかしかったりしたんですが、 馬の息遣いが聞こえてくるような迫力でした。

個人的にはラストシーンにもうちょっと熱いものを期待していたのですが、結構冷めた終わり方をしたので、そこがどう見終わった時に印象に残るかでしょうか。私は少しガックリでした。

<自己評点=7.5 (10点満点+α)>






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Last updated  2006.06.14 23:02:22
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