アメリカ人て、ポートレート好き?


欠かせないのが、フレームに入れられて
壁に掛けられた、たくさんの写真。

っても、ただのスナップ写真じゃなくて
ちゃんとフォトスタジオで撮ったのが
ほとんどだな。

だいたい、記念日とかホリディシーズンに
家族や子どものポートレート写真を撮るのが
好きだから、よそのお宅にお邪魔すると
そこんちの子どもの成長記録が見れたりして
なかなか楽しい。

中には、
自分たちのおじいちゃん・おばあちゃんの
セピア色の若い時の記念写真を飾っていたり、
マッティングされたフレームに入れれば
なかなかどうして、立派なインテリアよ。

日本人て、それこそ七五三とか成人式とかの
記念写真になると、キッて口を一文字にして
直立不動で撮るじゃない。

それが当たり前だと思ってたけど、
こっちに来て、ポートレート写真を頼むと
撮るときは、とくに小さい子どもなんかを
いろんなおもちゃを使ったりして笑わすの。

例えば、
おっきな鳥の羽でコチョコチョしてみたり。

だから、
出来上がった写真はかなりいい確立で笑顔!

しかも、
歯がニッてのぞいた満天の笑顔だったりすると
親は自分の子どもかわいさに
「あっ、このポーズもいい、あれもこれもいい」

・・・・・結局、たくさん買いたくなっちゃう。

最近はいろんな小道具を使って、
天使の羽根つけてみたり、ハチや豆のかぶり物
っていうか、着グルミみたいの着せてみたり、
ちょっとそこまでいくと、仮装大会じゃん?
なんてのもあって笑える。

基本的に
あんまり現実的でないのは好きじゃないから、
うちの子たちは挑戦したことないけど。

関係ないけど、
台湾人の友達の結婚式のポートレート写真は
すごかったね。
映画スターばりのポーズで、超気合入ってた。
バレリーナかって思うほど2人とものけぞって
遠くを見つめてる目線はちょっと笑えたな。

うちも子どもたちのポートレート飾ってある。
これから、2人とも大きくなるにしたがって
すこしずつ成長する様子が見れて、
きっと大人になったとき、いい記念になるね。

で、
感慨深く壁に掛けられた写真を見てたら
夫が隣に来て聞くの。

「ここの壁に、この絵なんかどう?」

えっ、葛飾北斎の富士ですかぁ?
・・・・・合わないよぉ、ゼッタイ!

私の周りの、日本人妻を持つアメリカ人夫に
ありがちの、ちょっとオリエンタルっぽい物に
引かれる気持ち分からないわけじゃないけど、
あんまり怪しげな掛け軸とか浮世絵とか
いかにも「ハイ、外国人用のおみやげです~」
みたいなの飾るのよしてくれるぅ。

写真がぜんぜん映えないじゃん。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: