アメリカ人て、熱狂的クーラーファン?


(私の欠点は、この際大棚に上げて忘れよう!)

それは、アメリカ人特有の暑がり癖、温感鈍化、
つまり冷房が、大大だぁーいすきなこと。

ここのところ、
朝晩なんかめっきり涼しくなってきたのに、
うちの夫ときたら、まだガンガンにクーラーを
つけたがる。

私は、クーラーつけなくても涼しいと思ってる
くらいなのに、横で夫は「暑い、暑い」と騒ぐ。

暑いと言ったってね、温度自体はけっして高い
わけじゃないんだよ。
ここ南部だから、湿気がちょっと多いだけなの。

だから、寝るときなんかもう大変。

夫、クーラーの設定温度下げる。⇒クーラー全開。
妻、クーラーの設定温度上げる。⇒クーラー微風。
夫、クーラーの温度さらに下げる。⇒再び、全開。
妻、クーラーのスイッチぶちきる。⇒無風⇒幸せ。

こんな作業を繰り返しながら、夜はふける。

私の場合、まず子どものことを考えてしまう。
特に、季節の変わり目なんか風邪を引かさないよう
心がける。

子どもなんて、温度調節まだまだ下手でしょ。
(真夜中にいそいそと起きて、何度も子どもたちの
はだけた毛布を掛けにいくのもその一つ)

なのに、夜中のクーラー攻撃一発で私の苦労水の泡。
朝、子どもたちの鼻の下にはしっかり2本の滝が。

それを見たら、しっかりとベッドで毛布に包まって
気持ちよさそうに寝息を立てている超無防備な夫に、

うりゃあっ!

と、飛び蹴りしたくもなる。

でも、心優しい妻はそこをぐぐぐいっとこらえて、
ただ起こすだけに留める。
(なんだ、結局は起こすのね)

「また、クーラーの設定下げたでしょ。
おかげで子どもたち風邪ひいちゃったんだからね」

そう開口一番、まくし立てても、

「・・・ああ、・・・そう、
でも起こしてくれてよかった、ナイトメアだったよ、
フィッシャーマンに追いかけられてたんだ。」

完全に、(寝)ボケてる夫。
(そして、言葉を失う妻。脱力感にとらわれている)

うちの夫に限らず、アメリカ人は本当に暑がり。
というか、皮膚感覚麻痺しちゃってるんじゃないかと
思うくらい。

この季節、どこへ行ってもまだクーラーつけっぱなし。
スーパーへ行っても、マクドナルドでも、映画館でも
ロングスリーブの上にカーディガンが手放せない私は、
気分は北極、季節はずれの旅人さ。

アメリカ生活、6年目。
いつまでたっても、どんなに皮下脂肪がつこうとも、
これだけは慣れないぞと確信してる変温動物な私。

そして、
夫と妻のクーラーコントロールバトルは、永遠に続く。



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