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ぴのきち1283

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カテゴリ: カテゴリ未分類
大人と子供を分ける基準ってなんだろうって


今でもこうだとは言い切れないけれど
大人になるっているのは
もう一度 生まれることなのかもしれないね

「どうしようもない孤独」がきっかけかもしれない

そいつは
大体
三十前後で訪れる


20代の早いうちから感じてる
けれどそれは
敏感さゆえの予感なんだ

「どうしようもない孤独」が
大人になるための必然であることを
早くから肌で感じてしまうんだろうね
だから足掻く

僕もずいぶん早いうちから足掻いていた
敏感なんだ すごく

インフルエンザ予防接種の張り紙が出された時の
あの


逃げたいと
本気で思っていたよ
そんな痛み耐えられないと思ってた

刺青を入れた理由のひとつでもあるよね
このぐらいかなって痛みを先に知っておきたかったんだよ


当時の本人は本気でそう思ってたんだけど




30歳の時ついにその
「どうしようもない孤独」を味わう瞬間がやってきた

僕のやったことは
自殺未遂だった

注射が嫌だからって何も死ぬこたあねえだろって話なんだけどさ
やっちゃったもんはもう仕方ないから
そこんところは一生 恥をかいてく覚悟はしてるんだけど

「どうしようもない孤独」は
本当に
「どうしようもない孤独」だったよ

誰にも埋められないんだ
自分でさえも

それは動かしがたい現実だった

それだから人は結婚するんだろうかとかね
ああ
自分は自分に構い過ぎてるうちに乗り遅れてしまったとか
色々考えた

考えてないと
痛々し過ぎてどうにもならないほどの孤独だったんだ

わりかし
人なつっこい性格をしてる自分でもこれだよ
周囲にどれだけ人がいたって
痛いものは痛い

人はそういうものを
優しさゆえに取り繕おうとするよね
それが
いたわりとか呼ばれているものなのかもしれない

けど僕は
誰もが通る痛みはこれなんだ
目をそむけるなとも言いたかった

優しさがさ
まるで
腫れ物にでも触られているような感覚を覚えたのさ
事実
それで男に怖がられて逃げられたしね

いやあ
目をそむけるな
なんてカッコイイこといくら言ったって

男に逃げられたって現実があるわけじゃない
もー
何も言わなきゃ良かったって

情けなくて
恥ずかしくて
孤独で

んで
これ以上はないというほど惨めだった

で

やぶれかぶれになって
腕を滅多切りにしたあげく
睡眠薬を150錠も飲んで
三階から飛び降りたんだけどさ

今思うと
お前は腫れ物だとはっきり言われてたら
本当に死んでたかもしれないよ

僕には優しさが必要だったんだ

で

それを与えてくれる人はすでにいたんだよ
そんな簡単なことに
ずっと気づかなかったんだって気づいた瞬間
もう
言葉も何も出なくなっちゃってね

顔を覆って泣きまくった

嬉しいんだか
悲しいんだか
悔しいんだか

多分 全部なんだけどさ

その瞬間に
生まれ変わってるんだけど
ハーイ 生まれ変わりましたとはさすがに実感できなくて
手放したことに
えらいこと放心して
バカみたいに何日も眠ったよ

んで

これって生まれ変わってるのかなあとか
なんとなくだけど
味わうことが出来るようになったんだ



大人になるってさ
子供からの継続じゃなかったのね
僕にとっては

全部
最初からやり直し

なんだよ マジかよの連続で

ぶっちゃけ
ハイハイからだよね
始まりは
んで
立てるようになって
歩けるようになって
今があるんだけど

生まれながらの「境遇からくる孤独」
を
本質的に知っているのに
大人になるための「どうしようもない孤独」
を味わってない人はわりかし多いよね

30歳過ぎると
マックのダブルバーガーでも
胸が焼けて仕方ないんだから
「孤独」ダブルはそれどころじゃないと思うよ

その恐怖感ってどれだけのもんだろうって
想像もつかない
きっと
辛いだろうなって思う

それだから
「境遇からくる孤独」のうちに留まっていたいっつうか
これだけの思いをしたからもういいじゃん的な気持ち
分かるんだよね

また

痛みを乗り越えないで大人になれないのが
なんとも受け入れがたい部分であったりしてさ

苦しいだろうなって思う

だけど

赤ちゃんは小さくて生命力の塊だから
手を差し伸べるんであって

子供のまんま年寄りになってごらんよ
体はでかいし始終病気はするし
手を差し伸べるほうにも限界があるよね

そうなってから
冷たい 寂しいと言ったところで
自分が大人にならない選択をしたならば
それは仕方のないことなんだ




僕は
「どうしようもない孤独」が訪れたとき
無意識に
このまま年取ったらどうなるんだろうって計算しちゃったよ

いや
今の惨めの比じゃなくなるだろうなって
自殺未遂やらかした入院先のベッドで考えた

多分もう
こうやってキーボードで文字をうつことも出来なくなっててさ
はけ口がないまま
ただ 朽ちていくだけなんだ
きっとそこまでくれば
自殺するだけの気力もないよ

天に見放されるってさ
良く分からないけど
そういう瞬間のこと言うんじゃない?って
もう
自分のことを知ってる人間もいなくなってさ

病気だなんて言っても
物理的に聞いてくれる人間が周囲にいないんだ

うわあって思ったよ

それだけは勘弁して欲しいって

人って
そうやって情けなく大人になっていくものかもしれない
うむ
大人になる瞬間というのは
少なくとも
僕にとっては情けない自分を嫌というほど感じた瞬間でもあった




同時にそんな自分を愛しいって初めて感じたよ




僕は
境遇的には
絵に描いたような幸せな環境で育ったわけではないんだよね

だからというわけではないけど
大人になることをためらっている人が居るなら
ためらわなくても大丈夫だよ
と
僕はいいたい

君の痛みが
僕にはほんの少しだけれど分かる
だから
勇気をだしてみてって思うんだ

「どうしようもない孤独」は
嵐のようで
気がつけばもうその中にいるんだ

ああ
と
自覚したならば
身を投げ出してみて欲しい

人は思ったほど弱くはなくて
それで死ぬことはないから

まだ若くて
予感を感じているだけの人も
安心して若さゆえの苦悩に身をゆだねてほしい

苦しんだことは
必ず報われるから

ただそれだけを心に刻んで
逃げずに
今を生きて欲しいんだ


そして

なんか生きちゃってることに
なんか幸せを感じて欲しいんだ

それこそが
誰も奪うことのできない唯一のものだから



伝わるかな


届くかな




少し早いクリスマスプレゼント


この腕いっぱいの愛と
ちょっとクサイことを言った
恥ずかしさを込めて

Love Always,Love

Kaoremix 2005/12/18





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Last updated  2005.12.18 18:53:31


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