夢の話(めちゃ長文)


携帯のアラームをセットし1時間の予定で本格的に寝たのだが、とても不思議な夢を見た。夢の中では休日のランチが始まっている。家族全員そろって明るい日差しのふりそそぐ居間でわいわいご飯が始まっている。それなのに私は自転車をスーパーに置き忘れたことに気付き、誰にも告げずに出かけたのだ。
すぐ帰るからいいか・・。

スーパーの自転車置き場に自転車は無かった。「そうだ、あの日は歩きだったんだ」ふと思い出すが、いつのまにか風景が変わっている。私は広くてガランとした駐車場にいる。まわりに雪をよせた駐車場。人影もない。そしてなぜか私は自転車に乗り走り出す。早く家に帰らないと・・。

どんどん走っていくのに家に着かない。家はすぐ目と鼻の先なのに。それにまわりの景色にはなじみがない。・・私は一体どこを走ってるんだろう?
すごいスピードで自転車は景色を追い越していく。あれ?塚田家具店?あ、あそこなら知っている。よかった、これで帰れる。でも次の瞬間私は全然別の道を走っている。あそこからなら帰れたのに・・。
途中さまざまな風景を切り取った写真が頭の中に浮かぶ。どこかで見たような・・でも思い出せない。
家でイライラしている夫とオロオロしてる子どもの顔が浮かぶ。帰りたいよぉぉ。。

携帯がなる。長男からだ。なぜか携帯だけ持っていた。あぁ良かった・・
長男に道に迷ってどうしても帰れない、と涙声で話す。今見える景色とさっきの家具店のことを話す。長男「わかった、また電話するから」きっと調べて私の居場所をつきとめてくれる。少し安心。まわりはどんどん暗くなり道幅は広くなる。
不思議だ。電話をしている間も景色はどんどん変わっていた。私は携帯を片手にものすごいスピードで走っていたのだ。
突然アラーム音が鳴り響きびっくりして飛び起きた。夢・・

でも「なぁんだ」では済ませられない。妙に心にひっかかる。写真のように鮮やかに浮かんだ景色は一体どこだったんだろう?絶対行ったことがある。それだけは確信しているのに遠い過去の出来事のようでなかなか思い出せない。

突然一枚の写真が浮かぶ。少しカーブしている階段を幼い女の子が一歩一歩踏みしめるように登ってくる。階段を登るたびに「よいちょ、よいちょ!」おろした前髪がかすかに揺れる。・・娘だ。上で見ているのは私。片方の手にしっかり小さな手を握ってる。・・長男、まだヨタヨタしているやんちゃ坊主。
ここはどこだろう?何度も行った場所・・登り終えるとペットショップがあった。そう!いつも買い物に来ると二人を連れてそこを抜けて屋上に行った。
追いついた娘の手をとり階段を登る。

そうだ、昔住んでいた○○市。これは駅の近くにあった○○屋だ、最初に自転車に乗ったのもこのスーパーの駐車場。週末に親子4人でたまに出かけたっけ。
そして1時間近くかけて思い出せた場所は皆○○市に住んでいた頃に車で出かけた場所だった。いくつかか思い出せない場所はあったけれどわかった所はみな近隣の市のスーパーだったり家具屋だったり。そうだ、途中で看板にあった家具店も今住んでいる場所じゃない、あそこだ・・ちょっと怖い。なんで今頃そんな場所の夢を鮮やかに見たのだろう。

ちっとも懐かしい場所なんかじゃない。どちらかというと嫌いだった街、家。丘の上の一軒家は長期で海外出張ばかりの夫なしではただ広くてとても住みにくい所。車の免許もない私は幼い2人を育てながら買い物ひとつでも大変苦労した。二度と戻りたくない家。なのに何故こんな夢を?
出てきたのは幼い娘だけ。私は見つめる側にいる。どの場所の風景の中にも私は2人の子どもの手をひいて立っている。夫は?

あの場所はすべて車でなければ行けない所ばかり。当然土日であり、夫も一緒だ。
それなのについにどこにも夫の存在を感じることができなかった。景色は冬枯れの寂しいものばかり。過去の暗い思い出につながるものばかり・・
あの頃は寂しかった・・仕事仕事で週末以外子どもと全く接点のない夫。二言目には「俺が食わせてやってる!」協力どころか文句ばかり言われていたなぁ・・
まだ若い私は理不尽なことを言われても我慢するしかなかった。
あんな場所のどこに私は未練があるのか?

結局1時間の昼寝で半日暗い思いをひきずってしまった。ばーーーか・・
帰宅した息子にかいつまんで話すと「自転車でなかなか帰れなかったのは○○市をずっと旅してたからだね」そうだ、暗い思い出の世界をぐるぐる回って帰る場所を探してたんだ。今いる場所には成長した子ども達と仕事、やりたいことも実現できた。狭いながらも暖かい家。今の幸せを再認識しなさい、ってことかな。
夫も昔に比べればずっとまともになったし。(全くまとも、とは言えない)
そっかそっか。。帰ってこれて良かったよね。思わず友達に「紅白まんじゅう」配りたくなる。いい友達に恵まれ今は幸せ・・これからも一歩一歩幸せをかみしめながら歩いていこう。(^-^)



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