シャチョ~が行く!

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第三章 ~日常~



もう少しとっておこう。

ここらへんで彼の日常を紹介しておいてもよさそうだな。

あんなのを紹介せずに何のネタにすべきなんだろうねぇ。





彼の日常はかなりカオスなモノである。

彼自信がカオスなのだから言うまでも無いが、正直うんざりする。

俺をメランコリー状態にしたのも彼だ。

その彼が起こす超絶怪奇行動を挙げてみよう。


一、昼休みは必ず挌技場


これは必然的と言えるだろう。

何故なら彼には友達という存在が無いのだから。

おそらく彼に「友達は?」と聞いたら、「何それ?食い物?」とでも返されるだろう。

そうか自分の周りが全て友達なのかねぇ。

もしくは強くなりたいのか…。

ってこれ以上出すときりが無い。そういう奴だからな。


二、稽古は常に上から目線


これに関してはどうしようもないな。

彼は自信過剰かつナルシストなのだから。

それも地球規模の。

ここで少しだけ回想に入らせて頂く。


…
……
………


我々堕落剣道部では、練習の最後に「地稽古」なる試合稽古みたいなものをやる。

ここでは彼の独壇場、恐ろしいまでもの気迫で俺に迫ってくる。


「よっしゃシャチョ~!地稽古やろか!」


普通なら後輩からお願いしに行くのに、毎回彼から来る。

まぁこれは頭の出来が悪い人のことなので仕方ない。見逃してやる。

そのまま試合稽古開始。

俺は相上段になり、即行で面を打つ。


パッコーン!


気持ちいいぐらいの快音が響き渡る。これは面有りだ。よくやった俺。

そして大先生が一言


「おしい!」


・・・あ?

なんて言った?


「おしいなぁ!もうちょいやったな!」


俺唖然。後ろで見ていた顧問の先生唖然。隣でやっていた先輩唖然。

彼には「負け」という概念を持ち合わせていないらしい。

仕方ないな、ナルシストだもんな。

そのまま地稽古を続けるも、異常行動は続く。


彼の竹刀が俺の腕を直撃。いてぇじゃねぇかこの野・・


「よっしゃぁ!篭手有り!」


俺唖然。見ていた部員全員唖然。

彼には目というものがついていないらしい。

かわいそうにねぇ…。


………
……
…


はい、回想終わり。

こういう人がそばにいる状態を味わいたいという変態野郎がいたら俺に申し出てくれ。いつでも変わってやる。

あぁこいつの日常を箇条書きにすると、A4原稿用紙50枚ぐらいにびっしり書いても埋めれないぐらいの伝説がある。

全てを聞きたい変わり者がいれば俺に言いにこい。


さて、次はあの事件でも紹介するか。

あれは上段を始めて一週間ぐらいの練習試合のことだった…。


(つづく)

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