一生、保険と一緒

一生、保険と一緒

2003.06.13
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カテゴリ: 私の人生
さとちゃん_室井イメージピクチャ

昔の男と私


最初の電話は黒電話だった。

我家に電話線が引かれる前は、公衆電話やお隣さんの電話を借りていた。

そもそも昔は商売には必須だが、一般家庭では裕福な家庭にしかなかったのではないか?
必要性が感じられなかった。子供の頃は・・・偶に知らないおじちゃん(実は叔父)と話せと言われても何を如何話して良いか判らなかった。

そんな私も青春時代には電話が欲しかった。手紙による交流は遅いので返事が来るまでの気持ちは並大抵の感情ではなかった。
待ちきれず公衆電話からかけると、相手が不在だったり、呼び出しで皆に知れたり良い事は無かった。

就職する寸前に、母がNTTに高額なお金を払って電話番号を貰った。忘れもしない番号は今も使ってる(当たり前)。
黒くて味気なく重たい塊。これは通常扱う高さから落としても耐える代物だった。
黒電話は12年稼動し、1年保管され、そして捨てられた。


居間で使うので色合いも合う小型軽量テレフォンでした。
軈、落として壊れて買い換えた。

就職して出張が多く、今まで付き合った彼女は自然に離れていった。
福岡空港で出会った彼女からの初めての電話は会社にかかってきた。部長の目の前の電話だった。黒電話だった。

東京で暮らす彼女とのデートは東京で。会った後も電話で話した。
ある時スキーで怪我して、身命に看病に付き合った男に取られた。

クリスマスの夜のダンスパーティで知り合った彼女は年上だった。
手紙も何通か貰って綺麗な字にワクワクしながら読んだ。
仕事に夢中になってて連絡せずにいて、久々に連絡を取ったら婚約してた。

中学時代の後輩が同じ会社に勤めてて、多少付き合ったが他の人が意中の人と知り、只の先輩に戻った。
彼女との連絡は会社の電話だけで、家の電話番号はお互い知らなかった。


電話もした。彼女の家は旅館を営み、忙しい状態での長電話は慎まなければならなかったが、ある深夜酔っ払って電話し、顰蹙を買い結婚が危ぶまれた時もあった。

今現在携帯電話の時代になり、恋人との連絡が24時間体制になり喜ばしい限りだ。
時間を大切にし、メールで送る一文字一文字に愛情を込めて愛を深めて欲しい。





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Last updated  2004.03.05 16:37:24
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