★No008003 サヨリ編




《トンボ流 サヨリ編》

サヨリ釣りは場所や魚の居る環境で仕掛けや餌が変化する釣りである。
一概に、これしかない! とはいかなにのがこの種の釣りであり、面白いところでもある。

一般的には擦れてない魚(小型や釣り人の少ない所)は比較的どんな仕掛けでも釣れるものである。
これに反して大型や常に釣り人が入る堤防や磯では、コマセには寄るがつけ餌には見向きもしない。
こうした事から、昔は簡単に釣れたサヨリも今ではかなりのテクニックと仕掛けを工夫しないと
型すら見ることも難しい釣りになった。
特に内湾の大型や釣り人の姿を常に見て学習をしたサヨリは中々釣れない。

向こう合わせで釣る、「東京湾投げ引き釣り仕掛け」より、積極的に魚を掛ける「当たりウキ仕掛け」がある。

2015.02.15 転倒ウキ-01.jpg
特に安藤氏考案の「転倒ウキ」は擦れたサヨリには効果的である。

釣法については、手書き資料で見難いが下記資料を参考にしてもらいたい。
2015.02.15 サヨリ必釣法-04.jpg2015.02.15 サヨリ必釣法-03.jpg
         =潮は右or沖流れ時=             =潮右or左流れ時=
2015.02.15 サヨリ必釣法-02.jpg
          =潮は左、無風時=
原理は付け餌を銜えた時、ウキトップが傾くように調整しておき、素早く合せて
口先の硬い部分に針掛りさせると言うものである。
勿論、あたりの出方は千差万別で潮の流れ、風の向きにより出方が異なる。

コマセの入れ方も色々あるが、ここではやはり省略させてもらう。
基本的なことはフカセ釣りと釣法は同じである。

pointは…
*鰯コマセの脂の帯を作ること!
*ウキ(仕掛け)より沖目にコマセをダイレクトに絶対に入れてないこと!
*ハリスには錘を打たないで餌の重みだけで棚調節すること!
*餌は各種揃えておくこと

…などである。

実際に潮に乗せて釣りをしてみると、意外と何処に魚が寄り易いかはわかるものである。
まずは実践してみてください。 結構、はまってしまう釣りです。




サヨリ仕掛け
<竿>
■仕様: 1.7号~2号  現在は極翔2-5.3とBLAZON1.7-53
※特にメーカー等には拘っていないが、最近はインナータイプが使い勝手がいいのでメインに使用。

diwaトーナメントEX750.jpg
<リール>
■仕様: D社 トーナメントEX750サイレント機能付き
■道糸:PE 1.5号
※1989年発売のアルミダイキャストボディーでロングスプールスピニング。現在にいたる高級スピニングリールの草分けとなる商品。
ベアリングをドラグ部とラインローラー部に入れ、サイレント機能を装着したリールは実はこのリールが最初なんて知る人は少ない。
ストッパーは大森式で当時では斬新な機能が組み込まれ、巨大なローターに加えてABSになる前のダイワスピニングはスプール往復が速く、仕掛け回収力に優れている。
ハンドルは発売当初は品のいい I型 ノブ。初代製品発売の後、直ぐに T字 ノブに変更された。
トンボはリールは両軸リールしか使用しないが唯一、手持ちとしているこの一品。商品開発後継機種が目まぐるしく早い釣り業界ではこの商品は既に骨董品扱いのものでしょう。(現在は当然廃版でオークション商品で数点見られる程度。発売当時は1.5万円と高額)


2016.02.23 安藤式転倒ウキ-01.JPG
<ウキ>
■仕様: 安藤式転倒ウキ 内海微風、内海強風、外海微風、外海強風
※サヨリ釣りで有名な磯・堤防で抜群の成果を上げる転倒ウキです。
※道糸とウキの間:2号×30cm~セル玉ウキ~転倒ウキ
※ハリスはリリアン糸に直繋ぎにする。 全長は2.5mと長い。
幹糸1.5号×60cm~中糸1号×80cm~ハリス0.8or1.0号×80or100cm

2016.02.21 自製転倒ウキ-01.JPG
<ウキ>
■仕様: 自作トンボ式転倒ウキ 籠無しタイプ
※足元にコマセを入れて脂の道筋を作り、やや沖目の潮目でサヨリを釣るタイプの転倒ウキです。
※ウキ以外は安藤式転倒ウキと同じ仕掛けを使います。
※潮目に餌盗りが多い場合に使います。


数が釣れなくなった分、針掛かりすれば大型まちがいなし!
合せた瞬間、ギューンと竿がしなり横に走るサヨリに遭いに出かけましょう。



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