★No015020 恐怖体験part19 事故初体験…


★恐怖体験 part19



正直、夢を見てるのではと思ったほど信じがたい体験をした一日だった。
人生、永くやってるけど、死の恐怖を感じたのはこれが初めて。



2012年7月6日(金)、定例化した金曜日釣行でのこと。
いつもより少し早めに出て、家人に頼まれたものを君津の里山で仕入れ
普段ならそのままロマン街道を真っ直ぐに進むのだが
何故か今回に限って途中から右手に折れ、岩井方面へと向かい
内房に出て南房に向かうルートを選んだ。

このコースは殆ど車も通らず、左右に流れる風景が少し田舎の感じに似ていて好きだ。
予定通りに内房の岩井へと出て127号を左折し、暫くして那古船形港に到着して

休憩・・・時計は11時半を示していた。
あと少しで南房総の釣り場も近い、
小休止後、再び本線に戻り北条海岸を進むと
馴染みの餌屋 フィッシング・ワ〇ナベ も近い。

今日は顔出しをしないで行こうかなぁ~
なんて考えていると、40~50m先のT字路の信号が赤信号に変わる。
(館山市 北条 2292-2 のT字路交差点)

自分の車の前には七台ほど車が走っていて、次々にブレーキを踏み信号待ちになる。
自分もブレーキを踏み停車したのがフッシング・ワ〇ナベの店の左真横辺り・・・
「どうしようか やはり顔を出そうかな~」
と思いながら店のある左方向に顔を向けた。

つぎの瞬間・・・
ドッカ~~~ン!!
もの凄い爆発音が轟き、目の前が真っ白

目は痛く、火薬の臭いが鼻を突く。
時間的に何秒間だろう。。。

運転手席、助手席のエアバックが作動して飛び出した様だ。
漸く我にかえりドアを開けて外に出ようとしたが
ドアが開かない。 思いきり強引に押したら開いた。

外に出てみたら・・・
愛車の真横に加害軽自動車が下り方向並び大破して止まっていた。

道路には加害軽自動車からオイルが流れ出し、ボンネットはめくり上がり
前輪は大破バースト・・・運転手席のドアも半開きになってる。
背の小さいちっこい腹のでっぱったおっさんが
”ブツブツ”と意味不明な呟きをしながら何処かに電話をしていた。

話しかけても口調は、しどろもどろ で聞き取れず、
目は うつろ。。。咄嗟に飲酒運転かと思った。

問い詰めたら 寝ていて覚えていない 
とんでもない奴だ!!
仕方ない自分で ”110通報 ”した。


暫くすると館山警察署の警官、パトカー、遂には消防自動車まで来て辺りは大騒ぎに。。。
時間は丁度 正午過ぎ、北条海岸通りは大渋滞になった。


愛車は・・・
前輪タイヤ部分が数20cm後ろに押され、ハンドルは動かず、自力走行は出来ない状態だ。

その場にどれ位居たろうか・・・一通り警察官に事情聴取され、
覚えてる限りで事故模様を話した。

怪我は? と聞かれ、気が動転していて何処も痛くない。

こちらが信号待ちで止まっていたのと、加害者の車が45度位の角度で
車体骨格の中で最も頑丈に作られている車軸めがけて衝突したため
全ての衝撃はそこで吸収したらしく何処も怪我はなかった。

またエアバックとヘッドレストに隙間なく守られ首の鞭打ちにもならず
エアバックが火薬爆発で飛び出した際、その衝撃で唇を切った位で済んだ。


その後、自分の任意保険会社に連絡し、

契約特約でレッカー移動を依頼して自宅近くのディーラーに車を搬送してもらい、
自分は館山駅西口店にあるトヨタレンタカー車で18時に漸く帰宅した。






夕方、持ち込んだディーラーのエンジニアから呼ばれ、 店に出向いて大まかな修理概要を説明を受けた。

見積額 ざっと 約120万円

駆動軸の右側が手前に曲がっているそうだ。
確かに写真で見ると 20cm ほど運転手席側にズレている。
左側車軸は何ともないから、駆動軸の途中から曲がっている様だ。

加害者の車がやや前方からこする様に当たり、そして右タイヤ辺りに激しく激突している。

運転手席と助手席のエアバック が破裂していてその激しさを物語る。


”前輪の駆動軸が折れていてかなりの時間と費用がかかる”
”外見ではそれ程の事故とは思えないが・・・”

正面から衝突したらボンネットに傷は残るものだが
傷は右タイヤ辺りのみで、擦れた長い傷跡すら見当たらない。


真っ直ぐな対面通行道路でのセンタラインオーバー・・・
どう運転すればこの角度(45度)で衝突するのか

またこれはディーラーに持ち込まれた後に解ったことだが
運転手席の シートベルト も急激衝突により
ベルトが前に引き出されたため、馬鹿になり元の位置に戻らなくなっていた。




夕方、加害者の損保保険会社から連絡があり

過失割合は ”10対 0”

”今日の費用は全て、そしてこれからのかかるレンタカー費用も
立替えなし全て加害者の損保保険側で払います。
また精密検査に関わる手配・費用は全て当社で支払います。”

加害者に代わっての誤りとお詫びの電話があった。



”あたりまえだよ~ぷんぷん”


加害者は寝不足と持病薬の飲用による原因での居眠り運転だったらしい。
真昼間なのに居眠り運転とは呆れる


結局、加害者の背の小さいちっこい腹のでっぱったおっさん は
現地でも、帰宅後も一度も謝る事はしなかった。

事後処理は保険屋がやるからいい・・・

いっその事、人身扱いにしてやろうかとも思ったが、バカバカしくてやめた。





今回の事故現場から数キロほど行った地点・・・

今年の5月、早朝に登校のためバス待ちをしていた母子が
よそ見をしていた車に巻き込まれ亡くなった痛ましい事故現場がある。
TVワイドショー等で連日報道されたのは記憶に新しい。


一体ここいら辺りのドライバーの交通安全意識・・・
どうなってるんだろう。
時間が経つにつれ やるせない怒りを感じた週末だった。

暫くはトラウマになりそうだ。館山周辺の道路は通らない。



blog愛好の皆さん!

停車中でも、それが例え真昼間でも

車は突っ込んできます。

ご安心めさるなよ~

体験者~とんぼ より








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