★No021008 初イレクターから作るシャフト折れ一発籠


【トンボのハンドメイド】
《自製初めてのイレクターから作るシャフト折れ一発籠編》

35年前、 「浦賀水道向かい磯」 を知り尽くしたと称する地元釣り師から籠釣ノウハウを聞いた。
『下げ潮時は激流だとオデコになることが多いよ。
釣りにならんからそん時は休憩した方がいい。』


確かにそうかもしれない。自分もそう思ってて流れてる時は、 「黒潮向かい磯」 に逃げていた。
二段式籠などない当時の時代の話…今は釣りアイテムも進化してる。

「浦賀水道向かい磯」 とか 「黒潮向かい磯」 での大潮下げ潮は川の様に流れ、おまけに餌盗りも多い。だがこれは釣り人の想像の話…。
実際、海中では流れが速くとも本命魚は餌を求めて普通に泳ぎ来て、用心深く遠くで留まり、流れ来るコマセを喰っている(これも想像…)。

だから餌盗りを避けて自分の喰わせpointを作れば、狙いの魚も手にすることもある。
そこで一番なのが昔は存在しなかった”二段式一発籠”である。

だが…小潮、長潮となると話が違ってくる。
潮の流れが緩いと投入地点から仕掛けは流れず、二段も一段も さして変わりはしない。



今季、 「黒潮向かい磯」 でしかやってない。
何故かこの場所は大潮の下げ潮にも関わらず流れが緩い。なので二段式一発籠の出番はなく、一段式イレクタ一籠ばかり使っている。

訳は、前者の籠は後者の籠より値段が三倍もするから、ロストすれば…懐に響く~


全般的に浅い 「黒潮向かい磯」 は、潮が引き出すとあっと言う間に、隠れ根や溝根が露出し、夜目で浮かんでるウキばかり見てて、
ラインが露出瀬に乗ってるのに気づかず
リールを巻くと仕舞には籠が瀬に掛かり ロストする。 (今期、このパターンで二個ロストした)

なので… 「黒潮向かい磯」 での釣りは、イレクタ一段式籠を使っている。
とは言え…1個1000円チョッとするから、何個もロストするのはチト痛い。

自製品ならロストしても懐が傷まない~
と言うことで・・・




自製品 イレクターシャフト折れ一発籠



知人に…凝り性の人は手を出してはいけない、と助言されてた ”イレクター籠作り”


海浜地区大型ホームセンターでこの 素材を見つけてしまった
ステンレス丸棒(1000mm);\349 ×1本
スペーシアジョイントPJ502(1個);\62 ×2個
スペーシアジョイントPJ82(1個);\41 ×1個
発泡セル玉6号(3個入)\198 ×1袋
丸錘10号(3個入)\396 ×1袋

他には…スペーシア純正プラ接着液(1瓶);\360 ×1瓶


遂に作り始めてしまった~







右側のツートンカラーの物は・・・錘が交換できるタイプの優れ物である。
(材料はシャフト以外は総て同じ)


交換

一個籠を作るためにかかる材料費は・・・


ステンレス丸棒(1000mm)\349÷3=\116
スペーシアジョイントPJ502(1個)\62×2=\124
スペーシアジョイントPJ82(1個)\41×1=\41
発泡セル玉6号(3個入)\198÷3=\64
丸錘10号(3個入)\396÷3=\132
(※隠し釘ゴムは百均で…安価なため省略)


用いた工具・・・
硬質線材カッター、ループペンチ、普通ペンチ、のこぎり、ヤスリ、電動ドリル(ドリル刃2mm)、カッター、半田ごて


材料費 だけで 477円 /籠1個当
籠だけだと(錘を除く)… 345円
兎に角、安く作れることが解かった。
(右側ツートン籠は手持ち材料自転車用スポークを使用したものだが同じ様な費用である)


尚、 「発泡セル玉」 を挿入しなければ、スペーシアジョイントPJ502は、 浮力”0” なので竿を煽りしゃくらなければ、籠は開かずコマセも付け餌も外に出ない。
狙い魚により使い分けるのもひとつである。



出来栄えは相変わらず、雑だけど…
機能的に問題なく、十分使える!

これなら何個ロストとしても懐に響かないでしょう(^^♪



                   = 2023.11.27 up =







= 自製 シャフト中折れ一発籠 =
( 錘交換タイプ パーツ一式 )


これまで”自製プラカゴ”は三個作り使ってきた磯場で短時間に回数投げるせいかシャフトも緩くなりプラカゴの傷みも出てこの猛暑釣行休暇中に三個 作成し全取り換えした。

詳しい工程は上記のものとほぼ同じ~
ただ 今回製作したのは・・・下籠内に丸錘を収納するタイプ
(仕掛けが指定タナに届くと下籠が一気に開く )ではなく、下籠の円錐型に合わせた円錐型錘を外側に差し込む着脱交換型にミニ改良した。
これにより時間差で下籠が開きコマセ放出される






= 自製 シャフト中折れ一発籠 =
( 錘交換タイプ 完成品)


一連の工程の中で一番 気を使うのは…やはり 円錐型錘の型作り である。
手間はかかるが…幾つか重さの違う物を作ってさえ置けば後は必要に応じて錘だけを交換すれば かさ張る籠 を幾つも持ち歩く必要がない~



                   = 2025.09.15 up =





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