前者はアナログ時代6曲入りのミニアルバムだったこともあり、CD化に際しては後者とのカップリングで『CHIPS FROM THE CHOCOLATE FIREBALL』として2in1で出てしまっていたが、このたびついに豪華な見開きジャケットに大量のボーナストラック入りでバラ売りになった。
サイケな時代へのオマージュというコンセプトがはっきりと定まっているため、そこに向けての集中力が尋常でなく、遊び心満載の変名プロジェクトにも関わらずXTCのどのアルバムよりも気合いが入っているような気さえする怒濤のサウンド。例えば「The Mole From The Ministry」は、中期ビートルズの領域に匹敵する名曲だ。