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2008.02.19
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清水貴仁(男子9番)は、海岸沿いを歩き、今は、不良グループのメンバー、工藤仁(男子7番)と薗田勇輝(男子11番)と共に、リーダーである霧島翔(男子6番を待っていた。彼たちは、ゲーム開始前に、なんらかの方法で連絡をとったのだ。集合場所を書いて、グループで回した。書き出したのは、あの霧島なのだが……。


H-1地点



「貴仁、ボスは本当にこの場所っつったのか?」
仁はそわそわしていた。
「当たり前だ。俺が間違える訳がないだろ」
貴仁も、なにかそわそわしていた。薗田は、岩肌に座り、海を眺めていた。何事も完璧な霧島と一緒なら、政府をぶったおせる。他のクラスメイトを殺すのもいいが、生存して家に帰れるのはわずか一人だけだ。どうせならみんな一緒に生き残りたい。彼、貴仁の考えだった。
「貴仁」
薗田がやっと口を開いた。

「俺たち、生き残れるかな」
薗田は下を向いて言った。
「馬鹿やろう!当たり前だろ」
貴仁は笑いながら言った。貴仁は小学生の時から、喧嘩三昧だった。自分は頭も悪く、喧嘩が自分の存在を見せつける唯一の方法だったからだ。中学校にはいっても、喧嘩三昧だった。工藤仁と喧嘩もした。中学の先輩3人に絡まれ、初めて喧嘩に負けた。その時に、霧島翔と出会ったのだ。それ以来、彼をずっと慕ってきた。ぱららららと、タイプライターのような音が耳に入った。貴仁たちは立ち上がった。すぐ近くのような感じだった。
「なんだ」
仁は少し戸惑っていた。マシンガンのような銃声だったからだ。
「近いぞ」
貴仁は一歩前へ出た。バタッと何かが落ちる音がした。
3人は、音のした方へ走っていった。
「河島!」
そこへ横たわっていたのは、河島理花(女子5番)だった。体中に、多数のクレーターのような穴があいていた。クレーターから、赤い液も流れ出ていた。

貴仁は、崖上に叫んだ。自分を失いそうだったが、押さえた。
「俺だよ、貴仁」
「えっ?」
崖上には、霧島が立っていた。
「ボス!ボスが河島を」

「一緒に政府倒すんだろ?俺ら手伝うよ」
霧島は首を振った。
「な、なんだよ」


続く





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Last updated  2008.02.19 19:43:17 コメントを書く


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