オカメインコ7羽の賑やか一家

オカメインコ7羽の賑やか一家

出産の前日から


でも日向のいつもの便秘が9日目を迎えた1月6日のことだった。実家からアパートに帰るときも機嫌が良くなくて「抱っこ、おんぶ!」と泣き喚くから、おなかの痛みがピークなのだと思って、4階まで階段をおんぶして上がった。

ちょっとヤバかったかなぁって思いながらも、無理して階段を上がった。食事を済ませた後、日向は泣きながらウンチした。お風呂に入れて、スッキリしたのか8時になる前に眠ってくれた。
そこからおなかの張りを感じ始めて、何となく妊娠の本を4~5冊読み始めたのだった。入院の準備もそろそろしないといけないなぁって思いつつ、土日にするつもりだった。
どの本もかなり読みつくしていたから、読むところと言えば分娩の段階のページだけだった。こんな感じかなぁって想像しながら、おなかの張る時間に時計を見るようになって、今は30分おきだな。これが短くなっていくんだって思いながらも、今度はPCでメールチェックをした。10時を過ぎた頃には25分おきの張りの間隔。ちょっともしかして・・・と思い始めたのだった。
旦那さんが帰ったのは10時半。先輩から電話があって会話を20分くらいした。ちょうど張りと張りの間だったから、苦しくなかったんだよね。
12時頃になぜかいつもと違って寝ようと思った。2時か3時頃には15分おきの張りの間隔。徐々に呼吸を深呼吸に変えておなかをさするようになった。5時頃には3分おきだった。これは陣痛だ~!と思ったけど、まだ予定日には早すぎるから、治まると思っていたから、ウルサイとでも言うかのようにムクっと起きて私を見てまた寝た旦那さんを起こさなかった。

6時を過ぎた頃、旦那さんは早出だからと起きて、作業着に着替えてのん気にトーストを食べていた。あまりに呆れて「ちょっとすみません。陣痛なんです。会社に行ってる場合じゃないんですけど・・・。」と言ったけど、信用してもらえない。
とにかく産婦人科に電話して陣痛を止めてもらおうと思った。だって入院の準備もしてない。点滴と注射で2~3日安静にするために入院になると言われて、大急ぎで2~3日分の宿泊が出来るように荷造り。でも日向が居るから、すぐに帰る気だった。
実家に電話して、日向を迎えに来てもらって預かってもらってから、旦那さんは私の車で産院へ連れて行ってくれた。通った道があまりに揺れて振動で痛くて辛かった(涙)

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