魔女の隠れ家

魔女の隠れ家

2005年08月10日
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カテゴリ: 時代小説
諸田玲子さんの『お鳥見女房』(新潮文庫)を読了。

お鳥見女房

将軍の鷹狩りの下準備をするお鳥見役には、幕府の密偵という裏の役割があった。江戸郊外、雑司が谷の組屋敷に暮らす矢島家は、当主が任務にため旅立ち、留守宅を女房・珠世が切り盛りしている。そんな屋敷に、ある日、子だくさんの浪人者が押しかけてきて・・・。

おすすめされた本ですが、感想は「つ、続きが気になる~!」でした(笑)
このシリーズの続きはまた単行本のようなので、図書館に行かなくちゃ!

父、夫、息子2人に娘、そして嫁にいった娘が時折、孫を連れてやってくる。そんな矢島家に5人の子持ちの浪人者、その男を仇と思う娘まで居候してしまう。
米や食べ物は底をつくし、夫は任務に行かされあげく行方知らず、次男まで出奔して・・・。

と、私なら「きー!」となってしまう中を、珠世はえくぼの浮かぶ笑顔で乗り切っていく。

翻訳ものの本を読むと、登場人物の女性が「人に頼りたくない、自分の力で出来る、私は自立した女だ」と云う場面が多々出てくる。
それはそれで、すごいことだな、と感心するけど、私だったらこの作品の珠世の方が女性としてとても素敵だと思う。


ほがらかに人を包み、嗜め、自分の心配事を胸に収め笑顔で乗り切っていく。
母で妻で娘で女で。
素敵な人です。

「米や味噌なら、なくなれば買い足せばいい。だが、人と人とのつながりは途切れればそれで終わり。その儚さを思えばこそ、せっかく結ばれた縁は大切に育まねばと思う」

ふーむ。ここまでの境地に達するにはどうしたらいいんでしょうか!?(笑)
しばし、反省。

それにしても40歳で孫あり。たしか江戸時代は20歳すぎたら年増なんですよね。
ということは、私は・・・あう、この話題は止めましょう!(笑)

『蛍の行方』(新潮社)
蛍の行方
『鷹姫さま』(新潮社)
鷹姫さま





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最終更新日  2005年08月10日 11時41分22秒
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