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2026年09月29日
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こんばんは🤗


9月28日より季節は二十四節気「秋分」の次候、第四十六候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」入り。虫が冬ごもりを始める頃となりました。




 夏の間元気に動き回っていた虫たちが、土の中へ入り、穴の入り口を塞いで冬ごもりの支度を始める頃を意味しています。「蟄」は虫が土の中に潜む様子、「坏(つき)」は土を盛って穴を塞ぐことを表します。古代中国の『礼記』には「虫、戸を坏(つき)す」とあり、生命が自らを守り、次の季節へ備える知恵が示されています。


 「穴まどひ」は仲秋から晩秋の季語で、寒さの中、寝床を探して穴に入らない蛇のことを指す季語として使われています。また、蛇は春になると山から田んぼに降りてきて、稲をかじるネズミなどを捕食し、ちょうど稲刈りが終わった頃になると、山へ帰っていくことから、「蛇は神の化身」または「神の乗り物・使い」と信じられてきました。


 蝶の幼虫は蛹になって寒さに備え、クワガタやてんとう虫は成虫のまま木の根元や土の中に潜り、蛇などの変温動物たちも土に潜り、静かに春を待ちます。そして、七十二候「蟄虫坏戸」と対になる候、二十四節気「啓蟄(けいちつ)」の初候「蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)」の頃になると、土から出てきて、生き生きと活動し始めます。


 「蟄虫坏戸」は寒さに向かう季節の移ろいを、小さな生き物たちの行動から繊細に捉えた季語であり、自然界が静かな冬の休息へと向かい始める節目を感じさせます。また、昔の人々にとっては、冬の訪れに備えて住まいや暮らしの防寒対策を始める目安でもありました。生き物たちの健げな知恵と、日本の四季の情緒が凝縮された言葉です。


七十二候「蟄虫坏戸」に関する俳句

「穴惑ひどこを枕と定めけん」 小林一茶





七十二候「蟄虫坏戸」の時期の札幌の季節だより


 七十二候「蟄虫坏戸」の時期の札幌は、一足早い秋の深まりを肌で感じる季節です。


 この時期の札幌は朝晩の冷え込みが一段と増し、手稲山など周辺の山々から紅葉の便りが届き始めます。大通公園では木々の葉が黄色や赤に色づき始め、ライラックの葉が散り落ちる様子に初冬の足音が重なります。また、この時期の札幌は食の秋の真っ只中。「さっぽろオータムフェスト」も終盤に入り、近郊から収穫されたばかりの秋鮭や新米、南区のリンゴやプルーンなど、旬の味覚を愉しむ市やイベントでさらに街が賑わいます。


 秋空に渡り鳥の姿を仰ぎ見つつ、冬への準備を少しずつ進める札幌の秋は、凛とした澄んだ空気と恵み豊かな味覚が交差する、味わい深いひとときです。


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最終更新日  2026年09月29日 21時22分09秒
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