家庭保育室太陽

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挨拶を教える



自閉症の本質は、「コミニケーション障害」といわれています。コミニケーションが苦手だと、「どうして?」に答えられず、理由がいえない為に、不利益をこうむる事になります。
難しい会話は出来なくても、一番大切な言葉「あいさつ」を獲得させる事だと考えられる。
まず、「おはよう」です。
家で、おはようを、100回オウム返しに言えても朝の挨拶だと言うことが理解できなくてはなりません。
そこで、100人の人から「おはよう」と言ってもらえないかと考えます。
その頃、色んなところでいたずらをしするたびに謝りにいって、そこで、挨拶の言葉かけをお願いすると言う事になりました。

徹之さんが、小学校2年生の時佐賀に引っ越されたそうです。引っ越しの最中に居なくなり探し回ってる時、黒山の人盛りの中に徹之さんがいました。
なんと、5階建てのアパートの全戸のトイレの水を流しまわっていたのでした。
皆さんは「お宅はどんな躾をしているの?」と大層怒られましたが、その時は簡単に「水とトイレに非常に関心があって」と謝り改めて1軒1軒挨拶に回りました。
その時に、謝るだけでなく、徹之さんと特性と「言葉が苦手ですが今挨拶だけでも教えようと思って練習しています。もし、ご迷惑でなければ、朝、おはようと声を掛けていただけませんか?」「徹ちゃん、おはよう」の一言で言いのです。
その方の1日の5秒を徹之にくださいとお願いしました。
翌日から、多くの人が「徹ちゃんおはよう」と声を掛けてくださいます。
徹之さんは、知らんぷりだったんですが、地域の人たちが、徹之さんと洋子さんを受け入れてくれたと言う事です。
毎朝200人ほどの人の声かけにより、徹之さんは挨拶が出来るようになったのです。

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