愈々庵気まぐれ日記

愈々庵気まぐれ日記

2020.10.21
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カテゴリ: 心に浮かんだこと
前ブログで私のあしながぶりを披露したが、
「あしなが」と言えばすぐに連想するのはアメリカのミュージカル映画
「あしながおじさん(Daddy-Long-Legs)」だ。
これは1912年女流作家Websterによって書かれた児童文学書の映画化で、
タップダンサーのFred Asterとバレリーナ―出身の女優Lesly Caronが共演した
名画である。孤児院出身の少女の文才に惹かれ、毎月手紙を出すことを条件に
大学までの奨学金を匿名で送る。
少女は一瞬垣間見た後ろ姿からこの人をDaddy-Long-Legと呼ぶようになる。
当時幅広のスクリーンに映し出される二人のダンスシーンは圧巻であった。
”Daddy”がなぜ日本語訳では「おじさん」になったのかは不明であるが
ストーリーの結末から言ってやはりオジサンがふさわしいと思う。
以降、例によってほとんどWikipedia から学んだことであることを断っておく。
少女は下のような手紙を送っている。したがって少女はDaddy-Long-Legsのもう
一つの意味も知っていた訳で"A real true Daddy-Long-Legs" と記している。
それは手紙に描かれた絵で、これは日本語で「ザトウムシ」と呼ばれる
8本の長い足を持つ蜘蛛のような虫である。
名前は知らなかったが夕暮れ時古い蜘蛛の巣などの上でよく見かける蜘蛛と
同類の虫である(昆虫ではない)。


ザトウムシは豆に針金の足を付けたような虫と表現されるが頷ける。
その前足であたりを探りながら歩くことから日本語では「ザトウムシ」と
はなはだ不本意な名前で呼ばれている。別名も「メクラクモ」とあまり
良い名でないが、英語ではHarvestman(英)とかDaddy Longlegs(米)
と呼ばれるそうだ。

よく似たものとしては「ユウレイグモ」とか「ガガンボ」があるそうだ。
後者はカトンボ、アシナガトンボ、カゲロウ、ショウジハリなどの別名
があり、写真で見る通り6本足で羽を有しれっきとした昆虫である。
蚊とトンボの合体、トンボのような翅と胴体、カゲロウの様な薄い羽根、
障子の桟上でよく見られることなどそれぞれ納得のいく名前である。

「あしなが」で思い出すもう一つのものは「あしなが奨学財団」で
昭和三十年代日本経済の成長期に社会インフラが整備されないままに
交通量が激増し1日に全国で百人を超える交通死が起き、
交番には毎日全国と東京都の死亡事件数が表示されていた。
私の記憶では東京の数字がゼロの日はほとんど無かった。
そんなわけで交通事故による遺児がたくさん生まれた。
そこで1969年に「交通遺児育英会」が設立され寄付を募った。
正式名ではなかったが人々はこれを「あしなが奨学金」と呼んでいた。
私もこの会が解散するまで細々と献金してきたが、1990年代になって
交通システムの整備とともに交通死数は激減した。
遺児が減少し、彼らを支える資金は満たされたとして会は解散された
この解散は私としては唐突感は否めなかった。
複雑な事情が有ったようであるが、補助対象を広げてこの事業を
引き継いだのが現在も活動中の「あしなが育英会」である。





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Last updated  2020.10.21 16:16:06
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