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2006.11.07
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カテゴリ: 読書/歴史系
今回は第6話「ライヴァル・ジェノヴァ」の続きと、第7話「ヴェネツィアの女」です。

第四次ジェノヴァ戦。
ジェノヴァがヴェネツィアに攻めてくるのですよー!!
ヴェネツィアは、陸をパドヴァ、ハンガリア、海からはジェノヴァと周囲を敵に囲まれて、
国家滅亡の危機に晒されてしまうのです。

しかしヴェネツィアはここでも頼りになる人物の活躍によって、約10ヶ月を戦い抜き、
何度目かの全盛時代を築くことになります。
国民が一致団結して、ジェノヴァに勝ってしまうのです。
ここがヴェネツィアのすごいトコだよねー


この人が面白いんです!!
一応ヴェネツィアの名門貴族に生まれた人物で、
聖職者になるためにパドヴァの大学に神学を学びに行くのですが、
勉強が大嫌いで、女遊びと賭け事にうつつを抜かし、たくさんの借金をつくってしまうのです。
で、お金を稼ぐために、5年間傭兵となるのです。

そして帰ってきてギリシアの司祭に、なるのですが、元来争いごとが好きな人だったよーで、
騎士と決闘して騎士を殺してしまい司教にこっぴどく怒られてしまいます。

で、聖職を捨てて商人となってコンスタンティノープルに渡るのですが、
そこでジェノヴァ人との抗争に一役買ったカルロは、
なんとギリシア方面担当の提督に抜擢されちゃうのです。
ここらへんがヴェネツィアらしいなあ。


第四次ジェノヴァ戦でもさまざまな危機を救う活躍をするのですよん。
カッコイイ~

そして海の男たちに絶大な人気のあったニコロ・ピサーニ、
これまた優れた元首アンドレア・コンタリーニらによって、ヴェネツィアの危機は救われるのです。
ここらへんの経過は、ヘタな小説よりも面白くって、めっちゃエキサイティングです


第7話での「奉仕する騎士(カヴァリエレ・セルヴェンテ」の制度も面白いです!
ヴェネツィアの男たちは、外へ出て行くことが多くて、留守ばかり。
その間、奥様方は非常に不満が溜まるワケです。
そこでヴェネツィアの男たちは、留守の間「奉仕する騎士」なるものを認めていたのですね。

「奉仕する騎士」は、若い貴族の男たちの役目で、奥様方のそばに仕えて、
優しい助言を与えながら身支度の手伝いをしたり、一緒にミサへ出かけたり、散歩をしたり、
食事をしたり、舞踏会にエスコートしたりするのです。
これが無料奉仕。(笑)
う~ん、いいなあ

これだと男たちも安心して留守が出来るし、奥様方の不満も溜まらず、
若い貴族たちも女を見る目が養われる。
へえ、こういうとこまでヴェネツィアは合理的だったのですね。
すんばらしい!!

これで上巻は終わりです。
下巻も楽しみです♪






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最終更新日  2006.11.07 22:44:18
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