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2007.10.08
カテゴリ： 読書／小説
その威信にかけ、捜査を開始する警視庁。
そんな中、政府上層部から一人の男が捜査本部に送り込まれてきた。
岸辺和也陸上自衛隊三等陸曹―自衛隊随一の爆弾処理のスペシャリストだ。
特殊な過去を持つ彼の前に、第二の犯行予告が届く！
はたして犯人の目的は、一体何なのか。
触発
価格：800円（税込、送料別）
いや～、面白かった!!!!!!!!
最後まで、ハラハラドキドキしましたよ
この本の帯に、
という紹介文があるのですが、本当に爆弾描写がすごくリアルでしたね。
ただし、化学、物理サッパリダメのワタクシには、チンプンカンプンでございましたが。
(ってゆーか、そういう難しいところは読む気がない…ﾊﾊﾊ)
日本社会に幻滅した元傭兵の爆弾のプロと、
生まれ故郷カンボジアで母親を地雷で失った現役自衛官の爆弾のプロ。
守るべきものがない元軍人と、守るべきものがある現役軍人。
うーん、確かにね。
今の日本人って、危機感なさすぎだとは思いますよ。
どこかしら、何でも他人ごとなんですよね。
そして何かあると、すぐ他人や社会のせいにしたりする。
それってどこか間違ってるような気がします。
そんな今の日本社会に幻滅する犯人の気持ちはわからないでもないですが、
自分の技術を、もっと違うことに役立てて欲しかったですねぇ。
対する現役自衛官の岸辺三等陸曹の設定が、日本人とカンボジア人のハーフというのも良かったですね。
人間ドラマにすごく厚みが出ていたと思います。
ＳＴシリーズの時も思いましたが、今野さんの知識力ってホント凄いですね。
脱帽。。。
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