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2008.03.26
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西欧ヒューマニズムに対する日本人の常識を根底から揺さぶり、
西欧観の再出発を余儀なくさせ、さらに今日の日本人論続出の導火線なった名著である。
<本書より>


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ビルマで終戦を迎えた著者の、その後二年間にわたる捕虜生活の実態。

英軍捕虜となった著者が、捕虜の視点からみたイギリス人の本質とは…。

ヨーロッパ史に関する著書をたくさん書いている学者・会田さんから見たイギリス人論は、
非常に興味深いです。

たえず暴力に晒されたわけでもなく、リンチを受けたわけでもない。
でも著者は、英国に対して、激しい反感と憎悪を抱いて帰って来たといいます。
それはなぜなのか。

かつて大英帝国を築き、アジアを植民地にしていたイギリス人。
そういうことが出来た理由というのが、読んでいるとなんとなくわかる気がしますね。



日本人は、一般に家畜の屠畜というのが無経験な民族。
数多くの家畜を飼育するということにも慣れていませんでした。

しかしヨーロッパ人は、厳しい冬に備え、たくさんの家畜を飼い、殺して、
生きてきたという歴史を持っている。
つまり家畜の扱いには慣れている。

その違いが、捕虜に対する扱いにも無関係ではないということ。

つまり、捕虜(広い意味でいえばアジア人) = 家畜同然というのが、イギリス人のやり方であり、
日本軍が、捕虜の虐殺や処遇で非難を浴びたのも、
たくさんの家畜飼育経験のない日本人の無知さに関係しているというわけです。

互いに相手を残虐だと思うのは、
歴史からくる価値観の違いによるものではないかということですね。



その他ビルマ人についても書かれていますが、
読んでいると、イギリス人、日本人、ビルマ人とは、
本当にそれぞれが根本的に違う考え方を持つ国民なのだな、と思わずにはいられません。

いろんな意味でとても興味深い本でした


●● 秋乃みかくの読んだ本リスト





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最終更新日  2008.03.26 10:23:51
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