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2008.10.16
カテゴリ： 読書／ｴｯｾｲ・ﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝ
本書は、暗殺教団の谷の大麻、ゾロアスター教の覚醒剤エフェドリン、ナポレオンを殺した砒素、
ナゾの中毒事件を生んだタリウム、そして毒を消す毒テリアカなど、
恐怖と忌避と悪の魅惑に彩られた十五の毒をエピソードとともに紹介し、その実態を科学的に解明する。
毒の話
インド大麻、フグ毒、アトロピン、コレラトキシン、タリウム、エフェドリン、ニコチン、砒素、
コカイン、幻覚性キノコ毒、青酸カリ、アコニチン、ニトロソアミン、黄変米カビ毒、テリアカの
十五種類の身近な毒についてのあれこれ。
日常の中、歴史の中で起こったエピソードがいろいろ綴られていて、とても面白かったです。
あのシャーロック・ホームズを書いたコナン・ドイルも、かなりのコカイン中毒にかかっていたようで、
精神薬理学の専門家の眼でみると、
ホームズの心理には、まさにコカイン中毒患者のそれが描写されているらしい…。(ﾎﾝﾄ?)
シンプルな内容で、とてもわかりやすく、サクサク読めた本でした
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