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2009.06.19
カテゴリ： 読書／旅の本
北端のイソモシリ島でカニ鍋に満足しながら、国境という厳しい現実を知る。
スリランカで純正ニッポンカレーの勝負に出たり、お説教島浮島に愛想をつかす。
東ケト会の面々が心と足の赴くままに、さいはてや無人の島々にワッセワッセと出かけて行った、
ユニークな探検記である。
東ケト会の黄金期といえる’８０年代後半、原始的手作りの、焚火、酒宴の夜は、
陽気に、あやしく、更けていくのであった―。
「あやしい探検隊」シリーズ、第三弾。
あやしい探検隊不思議島へ行（い）く (角川文庫)
これも十数年ぶりの再読。
この第三弾では、
与那国島(沖縄県)、瓢箪島(瀬戸内海)、由利島(愛媛県)、猿島(神奈川県)、浮島(千葉県)、
スリランカ、モルジブ、竹生島(滋賀県)、イソシモリ島(北海道)が舞台です。
1984年に週刊誌に連載していたものを一冊にまとめたものということで、
内容もよくまとまっていて、一弾、二弾に比べると、とても読みやすかったですね。
へえぇ～と驚いたのは、スリランカでは白身の肉の方が上等だということ。
日本だと、肉の中ではなんと言っても牛肉が最高ランクですが、
赤身の牛肉は最低ランクとのこと。
これは魚も同じで、白身魚の方が上等で、
カツオやマグロなどの赤身魚は下等な部類に入るらしい。。
これはどうしてかというと、
インド医学の影響で、体を温める料理(赤身のもの)よりも、
体を冷やす料理(白身のもの)の方が良しとされているからのようで、
なるほど暑い国では、食の考え方が日本とは違うんですねー。
相変わらずとても面白くて、いい息抜きになった一冊でしたー
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