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2009.09.10
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カテゴリ: 読書/歴史系

それぞれに正帝と副帝を置いて統治するシステム「四頭政」(テトラルキア)を導入した。
これによって北方蛮族と東の大国ペルシアの侵入を退けることに成功。
しかし、膨れ上がった軍事費をまかなうための新税制は、官僚機構を肥大化させただけだった。
帝国改造の努力もむなしく、ローマはもはや、かつての「ローマ」ではなくなっていく─。




ローマ人の物語(35) (新潮文庫)


「ローマ人の物語」一年ぶりの文庫新刊ですー!

この巻では、いよいよディオクレティアヌス帝の登場です。

外敵の蛮族侵入もさることながら、
盗賊などにより国内の治安も乱れていたこのころのローマ帝国。

そこでディオクレティアヌスは、自分一人ではとても手に負えないと考えたのか、
まずは親友マクシミアヌスを皇帝に昇格させ、二頭政に。

さらに、二人の副帝を指名して、四頭政とし、
帝国防衛のために帝国を軍事的に四分割し、それぞれが担当地域を守ることになります。


ローマは平和を取り戻しますが、
ものごとには、プラス面があればマイナス面もある…ということで、
帝国を建て直すためディオクレティアヌスが断行した様々な改革は、
新たな問題点を引き起こすことになります。(詳しくは本書を読んでね)

う~ん、やっぱ政治って難しいわね。。。

特に、税制についての考え方が、とても興味深く読めました。

アウグストゥス帝時代の税制は…
⇒ 先に納税者あり。国家は、税収が許す範囲のことしか手をつけない。

それがディオクレティアヌス時代になると…
⇒ 先に国家あり。その国家に必要な経費が、税として納税者に課される。

というふうになっちゃったのですね。。


政権交代となった現在の日本のことを重ね合わせずにはいられませんでしたねぇ。。。

「税制をどう決めるかは、善政と悪政の分かれ道」(P149)
…頑張れ、日本!(笑)

さて、ローマはこの後どうなるのでしょう。。
次巻も楽しみ♪





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最終更新日  2009.09.10 10:24:28
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