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2009.09.16
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カテゴリ: 読書/小説


しかし、国も会社もそのような事実はないと否定。
内部告発をした職員は、交通事故で死亡する。
もみ消し工作には、原発に労働力を提供する暴力団の影が…。
元マル暴刑事・佐伯涼のヤクザ狩りが始まる。好評シリーズ第5弾!



臨界 (ジョイ・ノベルス)


潜入捜査シリーズ第五弾です。
もともとは、1994年に刊行された「覇拳飛龍鬼」というタイトルの本を改題したものです。

今回は、原発推進の利権に絡む暴力団に挑む話。
いつもながら、たったひとりでヤクザに挑む佐伯がカッコいいです

でも、実際こんなことがあったら怖いですねぇ。。。

原子力発電所というのは、一歩間違えば、放射能汚染に晒される危険な場所。

その一番危険な場所で働かされ、使い捨てにされる労働者を、暴力団が斡旋して金を儲け、
地元の原発反対派に暴力で睨みをきかせる…。


読んでると、ついつい、頑張れ佐伯!と応援したくなっちゃいます

そして、最後は後味スッキリで終わるのが、敏ちゃん作品のいいところですよね

原発問題についてもいろいろと考えさせられる話で、なかなか面白く読めました(^_^)





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最終更新日  2009.09.16 09:54:37
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