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2010.06.21
カテゴリ： 読書／小説
組織の壁に悩む伊丹の苦境を竜崎の信念が救う─。（「BOOK」データベースより）
初陣
価格：1,575円（税込、送料別）
隠蔽捜査シリーズのスピン・オフ。
竜崎の幼馴染であり、かつ同期の警察官僚である伊丹が主人公の短編集です。
「指揮」「初陣」「休暇」「懲戒」「病欠」「冤罪」「試練」「静観」の８編が収録されてます。
どれも面白かったーーー！！
やっぱこの二人のコンビは絶妙だわw
『困った時の竜崎頼み』(?)で、何か行き詰るとつい竜崎に電話してしまう伊丹ですが、(笑)
その時の、けんもほろろな竜崎の態度が笑えますww
しかしそれでも、ちゃーんと正しい答えを導き出してきれるのが、竜崎の凄さですねー♪
「試練」は、シリーズ第三弾「疑心」の裏話でした。
藤本警備部長が竜崎を試すための企みだったんですねぇ～(笑)
その時の藤本と伊丹の会話が赤裸々に描かれていて、
ちょうど先日「疑心」を読んだばかりのワタクシは、ちょっとニンマリしてしまいました(^_^)
あと、「病欠」は笑えましたね～～！
インフルエンザの体をおして、殺人事件の陣頭指揮を執っていた伊丹が、
竜崎に危機管理の失敗を指摘され、怒られてしまう話(笑)
コラ伊丹ちゃん！竜崎の言うとおりだよ～！
インフルエンザに罹ったら、
周りの人にうつさないためにもちゃんと仕事を休んで、回復に努めないとダメじゃんねぇ？
しかし、警察内でもインフルエンザが大流行し、事件の捜査員の確保もままならない中、
竜崎が署長を務める大森署だけが大流行をまぬがれたのは、
さすが竜崎～
「国家公務員の体は自分のためだけにあるんじゃない。半分は国のためだ」とは、
まさに国家公務員の鑑です♪
スバラシイ～～
やっぱりこのシリーズはイイですね～
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