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2012.04.16
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カテゴリ: 読書/歴史系

唐土の諸葛孔明を彷彿とさせ、神算鬼謀をもって関東一円に名を馳せた、
若き軍師・風祭左馬之介の活躍を描く「戦国旋風記」。
また、天才的な剣豪の非凡な技と内心の孤独を鋭く抉った「塚原卜伝」、
武田勝頼の最期を見極めた「謀叛」など、
過酷な運命のもとに、困難に立ち向かう男たちの、凄惨極まりなき生きざまを描いた傑作集。




「戦国旋風記」「塚原卜伝」「海賊往来」「謀叛」「孤身漂流記」「殺生関白」の6編を収録した
短編集です。

表題作 「戦国旋風記」 は、病苦の軍師・風祭左馬之介が主人公。
…なのですが。
日本の戦国時代が舞台ながらも、内容は三国志そのまんまという感じでしたね~。
特に後篇は本当に、赤壁の戦いそのまんまやないかい!とツッコミたくなる戦でした(笑)
左馬之介は孔明とおんなじことやってるし(笑)
前篇では、戦乱の中凄まじい活躍で君主の和子を守りぬいた小笠原竜馬が、

ちょっとえぇ~っ!?と思いましたが、まあでも面白かったです(^_^)

「孤身漂流記」 は、嵐によって、17ヵ月間も漂流した船乗りの話。
漂流している間仲間の船乗りたちが次々と死んでいき、ひとりぼっちになった重吉。
たったひとりで、半年以上も海の上を彷徨うなんて…(>_<)
元来無口で孤独を苦にしなかった重吉だからこそ生き延びることができたのですが、
なんとも凄まじい17ヵ月間でしたねぇ。。
アッパレとしか言いようがなかったです…。

「殺生関白」 とは、もちろん豊臣秀次のこと。
その秀次の乱行は、実はすべて石田三成が仕組んだものだった!という話。
うわ~三成、なんてイヤなヤツなんだろう(笑)
しかし関ヶ原の合戦後、三成も、秀次の家族が殺された三条河原で処刑されることに…。

うーん、因果はめぐるというかなんというか…哀しいねぇ。。。
でも死ぬ間際の三成の心情が爽やかに描かれていて、
最後はちょっと三成を見直す気分にさせられる一編です(笑)

どれも戦国の乱世をそれぞれの形で自分なりに見事に生きた男たちの生き様を描いた、
柴田さんらしい渋い内容の一冊でした






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最終更新日  2012.04.16 20:36:57
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