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2013.01.04
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カテゴリ: 読書/小説

極端なインフレと共産主義との闘いで混迷するなか、退廃的な文化も爛熟を深めてゆく。
元プロイセン貴族の士官で戦後はジゴロとして無為に生きるアルトゥール…
彼を巡って紡がれた、視点の異なる6つの物語の中に、
ナチス台頭直前の1920年代のドイツの幻影と現実が描かれる。


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初皆川さんです。

物語の舞台は第一次世界大戦後のドイツ。
うぅ、ツボな時代だわ~
スミマセン、『プロイセン』とか『幼年学校』の文字を見ると顔がニヤけてしまう女なので…(笑)

幼年学校出身のアルトゥールを中心とした6人の男女の物語。

一風変わった構成なので、最初の方は頭が混乱してしまったんですけど、
読み進めるうちにだんだんとパズルのピースがはまっていくように人間関係が明らかになり、
ラストでなるほどそういうオチだったのか!とナットク。

初読ではちょっと謎めいたミステリ風の話として楽しめますが、


時代に翻弄される登場人物一人一人の人生も面白かったけですど、
ワタクシ的には、なんといってもその時代のドイツのことがとてもよくわかって、
非常に興味深かった!

膨大な量の知識と、それに裏打ちされた知性を感じさせる緻密な描写。
まるで映画を観ているような錯覚に陥る美しい文章。
雰囲気と文章が見事にマッチしていて、皆川さんって凄い!とすっかり感服してしまいました

皆川さんは他にもいくつかドイツものを書かれていらっしゃるようなので、
今後それらをぼちぼちと読んでいきたいと思います





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最終更新日  2013.01.04 17:58:49
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