Smile On Face

出産

（母が車をぶっ飛ばしてたので、痛みに耐えながらもそっちも心配でした）

痛みの間隔を使わないと車から降りれなくって、歩くのもつらい状態。
ナースステーションの前で体重を測って、ＬＤＲへ。
（このとき、長Ｔシャツ、パジャマ上下、厚手のコートを着てたので
体重が気になって気になって・・・。妊娠中の体重増加が結構なもんだったから）

先生が来て、内診したら子宮口４センチ開いてました。
が！！
私には、あれだけの痛みでまだ４センチ？！状態。
今から一体、どんだけ痛くなるんだ～～！！

　　　　この日は満月の２日後。
　　　　産院はここ数日、出産ラッシュ。
　　　　私のときも、ＬＤＲでのんびり陣痛ー出産ー回復
　　　　を迎えれる時間はなく、私はそのあと陣痛室へ移されました。

陣痛実室に入るとき、
「う○ちが出そう・・・」なんて、ぼやいた私に看護婦さんが
「赤ちゃんの頭が下がってきて圧迫してるからよ。そんな気がするだけ
だから大丈夫よ」っと言われ、弱弱しい妊婦になってる私には
その恥じらいもありませんでした。

ベッドに横になり、モニターをつけ横向きに。
「痛い～～！！！痛い～～！！」
陣痛逃しをするものの、ちっとも楽にならず。
母が私の手を握ってる。
「頑張りなさいよ」
それに答えることもできず。
そうこしてるうちに、今度は暑さと寒気が交互にやってくる。
パパが布団をかけてくれるけど、それが鬱陶しくて力を振り絞って
「やめて！！暑い！私に触らないで！！」
と、それはそれは・・・ものすごい鬼嫁になってました（笑）

が、あれだけの波で来てた陣痛が遠のき始めた。
私はス～ス～って寝てしまう余裕が。
母は看護婦さんに聞いたら
「初産婦さんだから、まだまだと思います」と言われ、帰宅。
パパだけが残り、ママの手を握る。
それから何分経ったかしらないけど、
また激痛が！！！！
今度はすごい！！半端じゃない。
パパの手を思わず強く握ってしまう。
「痛い・・・いたいた・・」ってパパ。
一体どれだけの力だったんだろうか。

　「痛い～！！」「ウウゥ～～～ン」

この悲鳴に近い声をあげてた私。
他にも２人、妊婦さんがいたけど静か・・。
（なんで？私、うるさすぎ！！でも、我慢できん！！）

「なんか出た・・」って言う私。
豆みたいなのが出た気がした。でも、まだナースコールには
早過ぎる・・我慢だ・・・。
そのうち、いきんでいる自分に気づく！
で、また何か出た！！
「も・・・う・・看護婦さん・・・呼んでぇ」
って言うと同時に看護婦さんが慌てて飛んできた！！

「○○さ～ん！！まだ、いきんじゃダメよ～！」
って、我慢できん！！！
すでに、自力歩行は無理で車椅子で分娩台へ。
パパは、まさかそのあとすぐ生まれるなんて思ってなかったらしく、
ビデオカメラを陣痛室に置いてきたアホです。
（なんのための立会いじゃ！！怒）

分娩台に乗り、内診。
どうやら、子宮口は全開大。
まだ、いきんじゃダメなのにいきんでしまう。
その度にたっくんの心拍がゆっくりになるのが分かる。
「たっくん、ごめ～ん・・・」って言いながらいきんでしまう。
なんか、温かいものが出た・・・破水だ！
そのとき、
「じゃ、次でいきんでみようね」って声。
そして私、「痛いぃぃぃぃ～～～！！！」って悲鳴。
ありゃ、病院中響き渡ったに違いない。
だって、助産婦さんが「しぃ～～」って言ったんだもん（笑）
で、もう一度いきんで「痛い～～！！」って絶叫。
そのあと３回くらいいきんだかな・・

　「おぎゃ～～！！！」

すぐに胸元にやってきたたっくんはシワシワ。
でも、クシャクシャになりながらも一生懸命泣いてる我が子。

　「おめでとうございます。５時１５分。元気な男の子ですよ～」

　「可愛い・・・。たっくん・・・・。う・・う・・・・
　　先生、助産婦さん・・・ありがとう・・・ございます」って

たっくんの産声に負けずに号泣してた私。
パパもウルウルしてたらしい。
（産むのに一生懸命で、パパの存在を忘れていました・・）

後処置をしてもらいながら、さっきの痛みが嘘のようになくなり
先生と会話をしてる自分に気づく。

　先生「すごい安産だったね～。次はもっと早くおいでね。
　　　　家で生まれちゃうよ」

　ママ「はい・・でも、まだまだ二人目なんて考えれないですぅ」

　助産婦さん「赤ちゃん、３１８５グラムでしたよ」

　ママ「あれ？思ってたより小さい。でも、大きすぎず良かった・・」

たっくんはその時、産湯に入れてもらったり検査してもらったりしてたみたい。
私は、すぐ次の産婦さんが来るとのことでまた車椅子に乗り
入院部屋へ移されました。
パパは、ばあばに連絡。
ばあばは、帰宅してしまったことを今でも後悔してます。

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